【九星気学】四緑木星 2019年の運勢は「海の底に潜る年」
2019年、九星中もっとも大きな節目を迎えるのは、四緑木星の人です。
人が新しい一日を迎えるために、必ず一度眠りにつかなければなりません。
眠りについて、夢を見ているときのことを思い出してください。
夢の中では、どんな出来事も思い通りに行かず、振り回され、身動きが取れないはずです。そして、目が覚めた時、心身共にすっきりとして新しい一日が始まります。
四緑木星の人にとって、2019年はそんな一年となる運勢です。
2019年、四緑木星の人は海の底に潜り、運気を調整する期間になります。
人が睡眠の中で夢を見る能力を失うと精神に異常をきたすように、9年間で一年だけ、海の底に潜る年周りがあります。
2019年は、四緑木星にとって、その生まれ変わりの年となります。
全体運
四緑木星の2019年は「身動きの取れない年」
四緑木星は2019年、「坎宮(かんきゅう)」に入ります。
九星気学で言う「坎宮」とは、方位では北をあらわし、海、水を司る宮になります。
坎宮は別名「暗殺剣」といって、12年間のなかで、もっとも低調な時期とされています。
2018年の離宮では、運気の風が止まり、すべてが表にあらわれる時期を過ごしましたが、2019年の坎宮では、動こうにも動けなくなり、宇宙の外に放り出されたような孤独や虚しさを感じることになりそうです。
とはいえ、最初は嘆き、戸惑うことになるはずですが、すべての意志と期待を手放すことを学び、深い海の底に潜って潜在意識をリセットしたのちには、新たなサイクルが待っています。
四緑木星の人は、そもそも、ひとつの場所にとどまって根を下ろすことが苦手で、過去を振り返ったり、自省したりすることが少ない星です。
しかし、2019年はどこをどう押しても扉の開かない部屋に閉じこもっているようなものなので、否が応でも、関心や興味を「自分の内側」に向けざるをえなくなります。
普段、外に向かいがちな心も、一度内側に向けてみると、心の内側にも宇宙に匹敵する空間が広がっていることに気がつくことでしょう。
内部の宇宙に関心を持ち、深く分け入ることで、今まで顧みなかったこと、見捨てていた過去をもう一度、自分の歴史のなかに取り込み、新しい自分に生まれ変わってください。
恋愛運
四緑木星の2019年は「リセットの年」
2019年、四緑木星の人はすべてがリセットされます。
元々、恋愛遍歴が多めの四緑木星。良く言えば包容力があり、お付き合いするのにハードルが低く、愛され体質ですが、一方で、複数の人から恋人認定されて双方から恨まれる立場に追い込まれるなど、恋愛において派手な印象があります。「小悪魔」という言葉がぴったりかもしれません。
そんな四緑木星も、2019年は小悪魔のままではいられません。
2018年の流れから、これまでスルーされてきた恋愛に対する姿勢が一点、皆の前にさらされます。2019年は、清算を迎えることになるでしょう。
とはいえ、清算当初は強い痛みを感じることになるはずですが、すべてが終わってリセットされてみると、もっとも大切なものが残っていて、その貴重さに気づくことができそうです。
リセットの後に得られるものが「本物の恋愛」勇気を出して進みましょう。
結婚運
四緑木星の2019年は「期待とは無縁の年」
2019年、四緑木星は自分の意志や期待と現実の乖離に苦しむ年となるでしょう。
睡眠時の夢のなかで起きる事象を自分の意志でコントロールできないように、現実でも、希望を持って、期待して、努力してみても、事態は一向に動いてくれません。
しかし、かといって結婚運がないわけではありません。
むしろ、2018年から続く良好な結婚運は2019年にも引き継がれ、予想外にとんとん拍子に話が進むことも有り得ます。
結婚を希望して婚活をする、プロポーズを期待する、そういう試みとは全く別の場所で、未来の結婚相手に出会うかもしれません。突然いい縁談が舞い込んできたりするかもしれません。
2019年の結婚運の特徴は「期待するところには全く来ず、何も考えていない、無心であるときに突然やってくる」ところにあります。
四緑木星の人は基本、重い恋愛を好みません。
風任せで、移り気で、それが異性にとって神秘的で捉えようが無く、どうにかして振り向かせたい、傍にいさせたい、といった魅力を感じさせます。
ですが、四緑木星の人は移り気な分、尻込みしがちです。相手にも「恋愛するには楽しいけど、結婚向きではないかも・・・」と思わせるところがあり、恋愛では華やかで楽しそうに見える分、結婚へのハードルは高くなりがちです。
2019年に、そのハードルを乗り越えるため、期待を込めて婚活をしたり、結婚を目標に頑張ってしまうと、かなり苦しく辛い展開になってしまうことが予想されます。
四緑木星はもともと魅力的な人が多いので、2019年は自然体で、結婚を目標に置かず、ゆったりと構えてみてください。
2019年に四緑木星が入る「坎宮」は、潜在意識下ですさまじい調整力が働いて、新しい日を迎える準備が進む年です。
地面に落ちた種のことを気にして幾度も掘り返していたら、芽が出なくなってしまいます。
期待と願望を手放して、自然の理に任せてゆったりと過ごせば、かえって結婚が近くなる、と心得て過ごすのがいいでしょう。
金運
四緑木星の2019年は「目的をはっきりさせる年」
2019年、運命のはざまに落ち込んでしまう「暗殺剣」に入る四緑木星。
現実世界の動きはすべて停止して、凍り付いたように動かないため、お金も入りづらくなります。貯蓄するにも向いていません。
お金は「水」の性質と似通っていて、きれいな流れにいれば汚れがつかず、世界を潤すものになりますが、淀みにはまってしまって動かなくなると、お金自身が汚れを嫌って自発的に淀みを飛び出して出ていこうとします。ですから、消費したい衝動が起きれば、抑えようがなくなるかもしれません。
四緑木星は2019年、貯蓄もできないまま消費する一方だと大変なことになってしまいますので、お金を持っているときは、なるべく大きな単位のお金を「どんな大切な目的のために使うか」、考えをめぐらすといいでしょう。
美しい行き先がある、とお金自身が悟れば、お金は簡単に飛び出していきません。
2019年の四緑木星は、お金に行く先を示してあげることで、あなたの大切なお金を守ることができます。
仕事運
四緑木星の2019年は「縁の下の力持ちに徹する年」
2019年、四緑木星は仕事運において、自分自身で成果を上げることがまず期待できません。
顧客の新規開拓や顧客からの評価を得ることは、度外視せざるをえないでしょう。
2019年、四緑木星が入る「坎宮」は、眠ったときに見る夢と同じようなもので、夢は現実ではなく、実体もなく、でも確かに存在し、激しく感情を揺さぶります。
夢を見る作用はとても重要で、潜在意識の調整を行い、心に健康と明日への活力を取り戻させます。
ほかの人には見えなくても、たくさんのインスピレーションを与え、人を癒し、活力を与え、縁の下の力持ちにになるのが、2019年の四緑木星の人です。
見えない世界と現実は密接につながっていて、2019年に四緑木星が貢献したことは、何年かあとに思わぬところで芽を出し、花を咲かせます。
縁の下の力持ちに徹する限り、2019年は四緑木星にとって恵みの年になるでしょう。
もし評価を求めたり、自分の功績を人に知らせようと宣伝したりすると、一転して運が急落してしまうので、気をつけてください。
健康運
四緑木星の2019年は「巡りが悪くなる年」
2019年は、血行不良に悩まされる年になります。
貧血、倦怠感、生理不順、慢性疲労など、はっきりとした疾病とはみなされなくても、日常生活を送るに置いて、常にどこか差しさわりがあるような、すっきりしない年になるでしょう。
かといって、運動をはじめてみても長続きしそうにない星回りです。
2019年、四緑木星にとって一番いい方法は、おいしいものを食べ、良く眠り、生活のリズムを整えることです。
まずは呼吸を意識すること。
呼吸は唯一、自発的にできる潜在意識とのコミュニケーションです。
呼吸をコントロールすることは、潜在意識と意識に懸け橋をつなぐことと同じです。
吸うよりも吐く息を長くする。
これだけで、より心穏やかに、体内の気と血を上手にめぐらすことができるようになります。試してみてください。
吉方位
西、北西
ラッキーカラー
ブラック、ホワイト
四緑木星の魂の色は「青・緑」ですが、白、黒などのモノトーン色はどんな色ともマッチし、四緑木星のソウルカラーである青・緑を引き立ててくれます。ぜひ取り入れてください。