【九星気学】二黒土星の性格、相性、吉方位
自分の本命星をみることで自分の目標や生きがいなど、人生の指針となるものを理解でき、さらに、運勢と気質を知ることができます。
九星気学では、二黒土星の人の性格や相性、運勢、吉方位はどのようになっているのでしょうか?
興味のあるところから読んでね
二黒土星とは?
九星気学における9つの本命星のうちのひとつが「二黒土星」です。
九星気学には、一白水星(いっぱくすいせい)、二黒土星(じこくどせい)、三碧木星(さんぺきもくせい)、四緑木星(しろくもくせい)、五黄土星(ごおうどせい)、六白金星(ろっぱくきんせい)、七赤金星(しちせききんせい)、八白土星(はっぱくどせい)、九紫火星(きゅうしかせい)の9つの本命星が存在します。
本命星は生まれ年で決まっており、下記の年に生まれた方が二黒土星を本命星に持ちます。
大正15年(1926年)
昭和10年(1935年)
昭和19年(1944年)
昭和28年(1953年)
昭和37年(1962年)
昭和46年(1971年)
昭和55年(1980年)
平成元年(1989年)
平成10年(1998年)
平成19年(2007年)
平成28年(2016年)
基本性格
二黒土星のキーワードは「真面目」「温厚」「正直」です。
二黒土星は「大地」を象徴する運命星です。
「大地」という言葉から連想されるイメージ通り、広くどっしりと構えていて器が広く、周囲の協力を得ながら、確実に地道に結果を出そうとする方が多いのが特徴です。
けっして派手な行動をするタイプではありませんが、地道に積み上げてきたものは、将来的に大きく花咲きます。また、ひとりで物事を進めるよりも、他人の力を頼り、有効に使うことで成功します。
尚、自分が正しいと思う道から外れることを嫌っている人が多く、そのような人が周りにいた場合、厳しい言葉を発することがあります。これがトラブルのもとになるのは二黒土星あるあるです。
また、融通がきかないところがあるため、のらりくらりとその場を行き来できる人に対して、嫉妬心を抱くこともあるようです。
善悪がはっきりしているため、ボランティア活動などに打ち込む人が多いのも、二黒土星の特徴となります。
ほかの本命星との相性
二黒土星と9つの本命星との相性を、順番にみていきましょう。
人との関係性を深めたいと思ったとき、ちょうどよい距離感で付き合いたいと思ったときなど、本命星同士の相性をみると役に立ちます。
一白水星との相性
一白水星は、人間関係において、少々情熱に欠けるところがあります。
それはけっして相手のことを想っていないからではありません。相手と適度な距離をとって、努めて冷静でいることを心がける節があるからに他なりません。
自分の理想がはっきりとしている二黒土星にとっては、物足りなく感じることがあるでしょう。
二黒土星との相性
たがいに遠慮したり、謙遜したり、譲り合おうとしてしまうことがあるため、なかなか物事がスムーズに進まないかもしれません。
ただ、おたがいのことを理解するのは早いでしょう。
恋愛では、マンネリ化に注意が必要です。
三碧木星との相性
どちらかというと、二黒土星からの気持ちが大きくなりがちな関係性です。二黒土星側が、嫉妬心から束縛をしてしまうこともあるでしょう。
三碧木星は好奇心旺盛なところがあり、二黒土星からみると、それは不誠実な行動にみえてしまうのが原因です。
三碧木星の無邪気さを“魅力”だと思うことができる場合は、うまくいくでしょう。
四緑木星との相性
風のように形がなく、何にでも順応できる四緑木星のことを、二黒土星は八方美人のように思うことがあるでしょう。そしてそれは、二黒土星の嫉妬心に火をつけるきっかけにも……。
献身的な二黒土星にとっては、四緑木星のリアクションなどは空をつかむようなものに感じられるかもしれません。
五黄土星との相性
さっぱりとした性格の人が多い五黄土星との相性は、よいほうです。
ただ、おたがいに気が強いところがあるため、おたがいが抑止力となれることが理想。
とくに、ビジネスパートナーとしてはやりやすいでしょう。
六白金星との相性
六白金星の人は、好意を伝えるのを苦手としています。二黒土星の献身的な態度にも、あまりリアクションすることがないかもしれません。もちろん、本心ではたいへん感謝しています。
六白金星の人はプライドが高いところがあるので、六白金星の人をたてることを意識すると、円滑な関係を保てます。
七赤金星との相性
出会った瞬間から、七赤金星の人を素敵な人だと思うでしょう。それは、自分にないものをもっている人だからです。
二黒土星を“静”とするなら、七赤金星は“動”。たがいにないものを補完しあえる間柄です。
八白土星との相性
価値観が似ているため、大きなもめごとが起こることはほとんどありません。
八白土星は山を象徴する星ですから、あまり大きな変化は好まないのがふつうです。二黒土星も大胆な行動を好まないため、たがいに理解しあうことができるでしょう。
九紫火星との相性
どちらも堅実なところが長所ですが、九紫火星のほうが勢いがあります。
九紫火星は人の意見をあまり聞いていない節がありますが、二黒土星のように似ている価値観の人の話であれば、多少は聞く耳をもちます。
過度に口を挟まず、適度にフォローしてあげることで、関係がスムーズに進みます。
運勢
恋愛、人間関係、金運、仕事について、二黒土星の運勢をみていきましょう。
恋愛
情にもろいところがあるため、さして好きでもない人でも熱心にアプローチされれば、付き合ってしまいます。また、熱が冷めても別れられない、こともあります。
基本的に真面目な二黒土星ですから、あなたから喧嘩をふっかけるようなことは少ないはずです。
ただし、「自分の意見を言わない=平和な関係」だと思いはじめたら、注意が必要です。
人間関係
困ったときは、長い物には巻かれましょう。前述したとおり、二黒土星は他者との関係性のなかでより大成します。ついていくべき人を選ぶ力がある、それが二黒土星の長所です。
周囲の人たちあってこその二黒土星ですから、安易な悪口や陰口には気をつけたいところです。
金運
地道なことが得意な二黒土星は、コツコツと貯金することができます。
反対に、ギャンブルのような一発勝負のものは向いていません。
仕事
起業したりなどは、向かないでしょう。
基本的には細かい作業に向いています。
人が産まれる瞬間に立ち会ったり、人を助けたりする仕事に適しています。
吉方位
気学では、本命星と月命星がよい相生関係になる星がまわっている方位のことを吉方位としています。
本命星が二黒土星の人は、生気方(親星)が九紫、退気方(子星)が六白・七赤、比気方(兄弟星)が八白です。
生気方位とは、自分の星を生んでくれた星がまわっていた方位です。そのため、まわりから導かれることを象徴します。
退気方位とは、自分の星から生じた星のまわった方位です。自分の努力によって道を拓く際に参考にしたい方位です。
比気方位とは、同じ「気」が重なり大きくなる関係の方位です。同じ性質が力を合わせることで、開運につながるとされています。
2018年は、「西南」が吉方位です。
まとめ
二黒土星の性格や相性、運勢、吉方位についてみていきました。
今後、何か判断に迷ったときや、新しいことをはじめるときなどに、参考にしてみてはいかがでしょうか。