天中殺とは
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天中殺とは
天中殺は、世界中のあらゆる占術の中でもっとも古いもののひとつです。
その歴史は人々が月の満ち欠けから「暦」を手にし、暦をもとに植物の栽培をはじめて定住したころと起源を同じくします。
人は月が一定の期間で満ち欠けていくのを見て、暦を作成しました。そして、その暦をもとに生活をしています。暦の発明は、人類史上もっとも偉大な発明であるといっても過言ではないでしょう。
時間という目に見えず手で触れることもできないものを、確かな手触りのものに変える、無から有を生み出すに等しい作業には敬意すら覚えます。
時間の流れは一次元で、過去から未来へ一方的に流れていくものですが、その時間の流れを立体的に季節ごとに分類し、いつの時期に種を蒔けば植物が育つか、いつ収穫すれば実りが多いかを知ること。つまり、「一次元」の時の流れを「三次元」の横と縦と空間のある世界に移行させること。目に見えない未来を確かな現実に変えること。
それが「暦」の発明であり、同時に「占術」の起源でもあります。
天中殺占いは、暦の発明とともに古代中国で生まれ、何千年もの歴史の淘汰を経て、現代に受け継がれている占術です。
その根本思想には、「いつ種を蒔けば収穫が得られるか」という科学的な面と、人間の運命を自然のバイオリズムに見立てて予測する面をもちあわせています。
中国の古代皇帝は、現代から考えると想像もつかないほどの絶大な権力を持っていました。
この天中殺占いも、古代皇帝の専属占術師が独り占めにし、皇帝の運勢のバイオリズムを他人に読み取られないようにしていたと言われています。
ちなみに、天中殺占いは「算命学」をもとにした占術です。やがて、算命学の数字は、四柱推命、六星占術、九星気学などに枝分かれし、発展していって、現代に引き継がれています。
四柱推命と天中殺
古代から伝わる四柱推命という占術。
読んで字のごとく、四つの柱をもとに、人の運命を推察し、生きる道しるべにするための占術です。
では、ここでいう四つの柱(四柱)とは、いったい何なのでしょうか?
それは、人が生まれた
- 年
- 月
- 日
- 時刻
になります。
人が生まれたその瞬間に背負った宿命を、生年月日と時刻をもとに割り出し、そのバイオリズムを読み解く。それが「四柱推命」なのです。
わたしたちは常日頃から、最近なんとなく調子が良い、調子が悪い、という運命の波を感じる時がありますよね。
そして、そのような予感は、自分自身が一番よく知っていて、感じているはずです。
その予感をあえて無視して、調子が悪い時に大きいことをしてしまったりすると必ずと言っていいほど失敗しますし、自分自身が、絶対うまくいくと感じていたなら、客観的に無理だと思われることでもやり遂げられたりするものです。
そのような、漠然とした「予感」やバイオリズムといったものを目に見える形で示すのが、四柱推命です。
そして、四柱推命でも他の占いでも、占う以前に最も大切なのは、「自分の期待」と「思い」といったものと、「予感」というものは、似ているようで全然違うものである、ということです。
四柱推命は、「予感」と同じ種類のもので、それは自分の心の中から生じてくるものではなく、絶対的に心の外から否応なしにやってくるものです。
一方で、「期待」や「思い」というものは、自分の心の中から生じるもので、やがて考え方を支配し、本人の意思決定に影響を及ぼしていくものです。
人間の運命というものは、外からの宿命を縦糸に、自分の内からの思いを横糸に色とりどりの布を織りあげるもので、どちらか一方だけでは布は織れないし、どちらかの糸だけが強くても布はいびつになります。
どちらかの糸を無視して切ってしまうと、布に穴が開いてしまい、無理をして糸を引っ張ってしまうとまた、布が縮れてしまいます。
古来から言い伝えられてきた四柱推命などの占術で、縦糸の強度や張り具合に応じて、柔軟に意思や思いの横糸を調整し、慎重かつ大胆に布を織りあげていくのが理想となります。
外部からやってくる運命を読み解く四柱推命で、人生の縦糸を調整しつつ、自分の意思を反映させて美しい布を織りあげること、そういった姿勢で四柱推命などのうならいに向かい合うと、豊かな人生を送る一助になります。
四柱推命によると、「天が味方してくれない時期」が12年に二年間だけ巡ってきます。
その呼び方を「天中殺」「空亡」「大殺界」と呼びならわしています。
基本的に言葉は違っても、指している意味は同じと考えてください。
ここでは「天中殺」と呼ぶことにします。
では、天中殺、とはいったいどのような時期なのでしょうか?
一言でいうと、運命のバイオリズムで最も低調な、天が味方してくれない時期、です。
四柱推命の思想は深く、陰陽五行説や干支などもそれぞれに深く影響を及ぼして天中殺時期が決定されるのですが、その中でも最も注目したいこの「天中殺」にクローズアップしたものが天中殺占いとなります。
天中殺占いは、人が生まれた年月日をもとに「運命数」を割り出して、運命のバイオリズムをひもときます。
そして、六星占術では、その運命数に干支をプラスして、土星や火星など、独自に惑星を当てはめて占います。
四柱推命はそのうえで、生まれた時刻を加味して占いますので、この中で最も複雑な占術となると言えます。
西洋占星術でも、ホロスコープを作成するとき、生まれた日付プラス時刻を重視します。時刻によって、惑星の位置(特に太陽と月)が変化するので、生まれた時刻は非常に重要です。
天中殺占いでは、時刻を加味しないぶん、もう少しざっくりとした、大きな視点でのバイオリズムを読むものになります。
天中殺と大殺界の違い
天中殺占いと六星占術占いの違いをごく簡単に言うとするなら、「基本的には同じ占術。ただし、六星占術は、生まれの干支を加味して+と-に分ける」といえます。
生まれの干支の+と-で、運命の陰影が多少変わる、と解釈されているのです。
天中殺と大殺界、双方の示す言葉の内容については、天が味方してくれない時期を割り出す、という意味で、示すものは同じです。
大胆に言うと、同じ占術に対して、違う占い師が違う名称を付け、それを世に広めた、ということです。
天中殺占いは、和泉宗章(そうしょう)という方が広めた呼称です。
この占術が大流行したのは、1979年の『天中殺入門』という書籍が出版されてからです。
対して、六星占術は、現代でも活躍されている細木数子氏が広めたもので、一時期テレビなどでも話題になりました。
現代では天中殺という言葉よりも、大殺界という言葉のほうがより多く聞かれますが、もともとは古代中国の、生年月日から割り出す「運命数」を元にしています。
そこに、世に流れている「気」を拾い上げた占術師独自の解釈が加わり、違うテイストになって人々に受け入れられました。
各運命数ごとに、相克する(お互いに反発し合う)星を割り出したり、基本的運命に独自の解釈を加えていくことが占い師の本領を発揮する場所であり、その意味で、天中殺占いも六星占術も、世の中の気をもっとも鋭く拾い上げている秀逸な解釈、と言えるでしょう。
ただし、その根本に流れる思想は独自のものではなく、古来から長く伝えられてきた陰陽五行の思想や八卦などにも見られる「人間も自然の一部」とする東洋思想を受け継いでいます。
陰陽五行説は東洋のみならず、西洋の精神医学の基礎を築いたフロイト、ユングなどにも影響を与えました。
とくに、精神分析学を発展させたユングは、東洋の陰陽五行説に深く傾倒し、陰陽が互いに交じり合うマーク(シンボル)に親しんだと言われています。
洋の東西を問わず、陰陽五行説とそれをもとにした算命学の運命数は、未来を知り、運命のバイオリズムを知ろうとする人間の営みのうち、もっとも叡智に富んだもののひとつ、と言えるでしょう。
大運天中殺とは
大運天中殺という言葉をご存知でしょうか?
通常の天中殺は、12年に一度巡ってくるものですが、大運天中殺は、120年に20年間巡ってきます。
人によっては一生巡らない人もいたり、幼少期だけ大運天中殺にかすったり、いろいろです。
この「大運天中殺」については、通常の天中殺とはまったく違う意味合いにとらえなければなりません。
大運天中殺は、「自分の宿命に逆らったことをすれば、運気が大逆転し、大上昇する」という非常に特殊なものです。
大運天中殺については、通常の天中殺占いにおいて言われていることをすべて反対にとらえたり、逆のことをすればするほどうまくいく、という面白い現象が起こります。
12年に一度の天中殺は、結婚、転職、引っ越しなどの、人の助けが必要なことや、周囲を巻き込む類の出来事は避けなければなりません。
ところが、120年に一度、20年間(長い!)巡ってくる大運天中殺時期では、自分の運命にはないことをすればするほど、カリスマ的な力を味方につけることができるのです。
人には生まれ持った運命があることは、生きているわたしたちもうすうす気づいていますが、大運天中殺が巡ってくるときは、その運命と違ったことが起きれば起きるほど幸運が訪れるという、いつもの価値観がひっくり変える時期なのです。
天中殺占いでも、大運天中殺が巡ってくる場合、いつもの見立てとは正反対のことをアドバイスしなければなりません。
この大運天中殺の扱いによって、もって生まれた運勢が真反対にひっくり返ったり、良い意味でも悪い意味でも波乱が生じやすいでしょう。
大運天中殺の時期は、運命に逆らって大飛躍を遂げる人が出るかと思えば、逆に運気を地の底まで落としてしまう人も出ます。
占い師側から言えば、この大運天中殺時の扱いとアドバイスに、その占い師の総合的な力量が問われる、と言えるでしょう。
天中殺の調べ方
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天中殺占いにおける性格と相性
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天中殺の過ごし方
天中殺に結婚して男の子を出産
天中殺の災いを避けるには、天中殺期間中になるべく結婚は避けたほうがよいのは、一般的に良く知られています。
そして、天中殺中に妊娠、出産して男の子が生まれた場合、運はふたつに分かれやすくなります。
ひとつは、生まれてくる男の子が天中殺の災いの通い道を変えてくれる、いわゆる「厄落とし」の役割を果たしてくれる場合。
もうひとつは、男の子が天中殺の災いを増幅してしまう場合になります。
「厄除け」「厄落とし」の観点からみると、出産は大いなる厄落としです。生まれてくる子が男の子であろうが女の子であろうが、出産とともに厄を洗い流してくれます。
ですが、天中殺の考え方は「厄」という考え方とは少し違っていて、「周囲の人を通じて低調な気運が流れ込んでくる」と考えます。
ですから、天中殺の時期は低調な気運を流れ込まさないために、結婚や転職、同棲や家の新築など、人の助けを必要とすることは極力避け、自分ひとりで完結できる勉強や資格取得、自分自身を見つめなおす時期にすべきと説かれています。
この時期に生まれてくる男の子は、低調な気運を洗い流してくれる救世主となるか、男の子を通じて次から次へといろんな問題が立ち上がる「通い道」になってしまうかです。
ですが、勘違いしてほしくないのですが、もしトラブルが起きたとしても、それは自分が悪いわけでも周囲が悪いわけでもありません。ましてや、生まれてきた男の子が悪いわけでもありません。
「どうしてわたしが・・」「どうして我が家がこんな目に・・」という事象は、世間に満ち溢れています。
世界全体、日本全体の不幸の総量は決まっていて、それを消化する役割の人が一定数必要なのです。今回、たまたまその順番が回ってきた、ということです。
その順番が回ってきたとき、素直に受け止め、あるいは反発し、乗り越えたとき、世間に流れる低調の芽がほんの少しだけ摘み取られ、人類は進歩していきます。
人類全体を大きく眺めるような視点を持てれば、天中殺の災いは起こるべくして起きた必然で、人はだれしも平等にその気運を摘み取る役目を負っているのだと理解することができるでしょう。とはいっても、そんなふうにはなかなか悟れないものですが・・・。
なんにせよ、低調な時は誰にでもあるもの。そんなときどのように過ごすかが、のちの人生に大きく影響していきます。
天中殺に結婚した場合の男性への影響
天中殺中の結婚の問題点は、こどもが生まれてから災いがムクムクと頭をもたげてくる、という点です。
とくに、天中殺期間に結婚した場合、男性のほうに問題が出がちになると言えるかもしれません。
女性はこどもが生まれると、霊的な感性が深まり、浮ついた現実に惑わされにくくなります。
どっしりと構えてこどもを守り、慈しむことができる女性は、霊性も高まり、世間の人とのつながりからもたらさせる気の滞留に惑わされずにすむからです。
一方で、男性は女性を素通りしてダイレクトに低調期の滞留に巻き込まれ、疑心暗鬼になりがちな上、女性の愛情がこどもに集中してしまうことで不安定になります。
また、仕事先でもトラブルを拾いやすいため、妻からの愛情不足とのダブルパンチで、浮気心が生まれたり、仕事がうまくいかなくなって逃げ場が無くなってしまうこともあるでしょう。
このことからも、結婚時の天中殺の災いは、時間差で、こどもが成長するころにやってくると考えていいでしょう。
そこを注意すれば、「こどもが自立したらこの災いは通りすぎる」と開き直って、時間が経つのを待つのも手かもしれません。
どんな家庭も順風満帆とはいきません。こどもの出生、親の介護、男性の仕事状況の変遷など、流動性に満ちていて、その時々での波風がつきものです。
天中殺中の結婚は一般に「禁忌」とされていますが、一方で、こどもが自立するまでの波風を乗り切れば、絆が一層深まっていきます。
夫婦間の天中殺の災いは、とくに男性が受けやすいものですが、そこを支えられるのは女性の揺るぎない愛情です。
天中殺占いに興味をもつのは女性が大半だと思いますが、この災いを上手にやり過ごすには、女性がいつも変わらぬ笑顔で接して、家庭を盛り立てていくことでしょう。
一番大切なのは、やはり、夫婦間の思いやりといえます。
天中殺に出会った相手との結婚
とくに問題ありません。出会いや婚約、お見合いなどはしてもかまいません。
天中殺は天が味方をしてくれず、周囲の人を通じて滞留した低調な気運が自分に流れ込んでくる時期です。
天中殺期間は友人関係や仕事関係もトラブルに見舞われやすいですが、その反面、物事の準備には向いています。
人の協力をあおがないで済み、かつ、ひとりで完結できる勉強や資格を取得したり、自分を見つめなおしたりするのが、天中殺期間のもっとも適した過ごし方です。
要は、相手や環境を動かそうとせず、ひたすら自分の内部に向き合い、どんな出来事も自分の成長の機会ととらえて自分と向き合う時期なのです。
そういう心構えでいれば、天中殺期間中にどんな相手と出会っておつきあいすることになっても、相手が天中殺の悪い運気を運んでくる通い道にはなりません。
算命学における天中殺の結婚式
算命学は運命のバイオリズムを知り、人生が自然の波に乗れるようにするためのものです。
この世の中には、一定数の「波動の低い気」が存在し、その悪気が低気圧のように停滞して、人や物を通じて流れ込むのが「天中殺」です。
人生の一大事のひとつに結婚がありますが、結婚は天中殺時期にもっとも避けなければならないものでしょう。
結婚と結婚式はセットになっていて、結婚式に招待客を大勢呼べば呼ぶほど、気の流れも強烈になり、活発になります。
天中殺時期には、悪気がやってくる通い道をふさぐ意味合いで、人との交流を最小限に防ぐ知恵が必要です。
なかでも、結婚式は人と人の縁のつながりを確認する意味で、とても重要な役割を果たすがゆえに、天中殺中にはできる限り気をふさぐことをオススメします。
どうしても結婚しなければならない場合は、式は二人だけでおこなう、入籍だけで済ますなどすれば、悪気の流れ道を多少なりとも防ぐことができます。
一方で、悪気を流しだす意味合いのある、お金を使うことは大丈夫です。
たとえば、結婚式は極力質素に抑え、新婚旅行に盛大にお金を使うと、結婚によって流れ集まって溜まってしまった悪気を少しでも押し流すことができます。新婚旅行のお土産を奮発したりするのもいいでしょう。
新婚旅行にお金をかけ、結婚式はできるだけ質素に、できるならやらないほうがいいと言われると、寂しい気持ちがするかもしれませんが、降りかかる災いのことを考えれば、これぐらいの心構えが必要かもしれません。
やはりベストなのは、天中殺中は結婚や結婚式は避けること。繰り返し申し上げておきます。
天中殺における結婚とは
天中殺占いにおいて、結婚とは「こどもをつくるために両家が結びつく」ことと定義できます。
夫婦二人だけが結びつくのではなく、両家が宿命的に背負っている気の流れを融合させ、その上で新しい生命を生み出すのが「結婚」です。
算命学的に、世の中で結婚ほど気の流れを変えるものはなく、だからこそ、天中殺中の結婚はタブー中のタブーなのです。
婚約、お見合い、恋愛、交際などは、気の交流も少ないため、「天中殺中だから恋人になるのはやめよう」などと考える必要はありません。
お見合いしても、婚約しても大丈夫ですし、結婚を前提の交際をスタートさせても支障はありません。
ただし、気をつけてほしいのは、婚約をしたうえで体の結びつきができてしまうこと。これはすでに「結婚」と同じレベルの気の交流が始まってしまうことになります。
できちゃった結婚に関しても同じです。
こどもは、気の交流がもっとも高まったときに生まれてくるため、その時点で、両家の結びつきは始まってしまっています。
一方で、婚約してもお見合いしても、体の結びつきがない場合は、天中殺期間の気の通い道はできません。また、ふたりが心も体も結びついていても、双方の両親に紹介しておらず、ふたりだけで結婚の約束を交わしている場合も、天中殺の影響は限定的になります。
ですから、天中殺中に出会った異性や交際をスタートさせた異性とは清い関係を続ける、両親に紹介するタイミングを考えるなど、できるだけゆっくりと進むように心がけるといいでしょう。
焦って進んでしまって、結婚後に不和になったり、こどもに悪い気の流れを背負わせてしまうことにないようにする、それが自分だけでなく、相手に対しても思いやりのある行為です。
天中殺に出産したこどもへの影響
両親やこどもが受けやすくなるかというと、答えはノーです。
こどもは、母の胎内にある時には気の通い道として最強ですが、胎内を離れてしまえば、それはもう個の確立になり、母親、父親の天中殺の影響を受ける通い道として機能しません。
逆に、男の子が天中殺中に生まれた場合、気の流れを断ち切る存在として、むしろ、両親の天中殺の影響をブロックしてくれます。
多少問題があるとしたら、女の子が生まれた場合です。
女の子はもともと男の子より陰の気を受けやすい体質です。
「陰の気」と言っても悪い気ばかりではなく、大地のようにどっしりとして命を育むものとしても機能するため、母親の性質をより増幅することになります。
ただ、母親が天中殺中に生まれた女の子は、双方の気の流れが濃密すぎることから、母親にべったりとくっついてしまい、なかなか自立できないかもしれません。
仲がいいというよりも、同世代の女性のようにライバルになったりして、ギクシャクする可能性が多分にあり、母親にとっても子離れできにくい存在になってしまいそうです。
対処法は、できるだけ早い時期に、物理的に手元から話して、自立心を持てるようにすることです。
寮に入ってもらったり、夏休みの間はサマースクールに入れたり、一緒にいる時間を極力少なくすることで、少し濃密すぎる気の交流が減るかもしれません。
いずれにせよ、男の子の場合も女の子の場合も、「天からの一時的な預かりもの」といった認識で、個を尊重しながら母親が接していくことを心がければ、天中殺の災いを避けることができるでしょう。
天中殺占いで幸せになれる?
わたしたちが占いに興味をもつのは、見えない未来を見るためです。
天中殺占いの起源は、人類の暦です。
空に昇る月の満ち欠けが一定のリズムを保っていることに気づいたり、季節が等しく巡っていることに気づくたことで、人類は「未来は予測できる」という確信をもちました。
できる限りの未来を予測し、今、自分は何をしたらいいのかを知ることは、先の見えない未来を少しでも豊かに、過ごしやすくするためのものです。
豊かに過ごしやすく生きること=幸せ、と言ってもいいでしょう。
川や空気、風にも流れがあるように、人間の運気にも抵抗し難い流れがあり、その流れに沿っているときは水はスムーズに海に流れ込むことができるし、風は収まるべきところに収まります。
天中殺占いはそういった点で、「気の流れ」を重視し、大地を覆う気を取り込みやすい時期、取り込みにくい時期と、気が滞留して澱んでしまう時期を自然のリズムから割り出し、参考にするという考えです。
ところが、人はそこを勘違いしているかもしれません。
あるべき未来をあえて捻じ曲げ、意志の力で何かを成し遂げようとすることが幸せにつながる、そういう考え方です。
「占いジプシー」という言葉を聞いたことがありますか?
自分が望む未来を言ってくれる占い師を探し求めてさ迷ったり、何度もタロットカードを切って望みの暗示を出そうとしたり、自分に都合のよいい占いを求めたり、そういったことをする占い好きの総称です。
幸せというのは、大気の流れと自分の動きがマッチして、スムーズに事が運び、自分と周囲に調和がもたらされること、と考えてください。
自分の器に合った出来事が起き、その器が満ちる時、人はようやく幸せになります。
たとえ世間的に幸せと言われることが起きても、それを受け止める器がなければ、人はかえって不幸になります。流れに逆らった幸福は、反動をもたらすのです。
天中殺占いは意志の力が及ばない気の流れを読み取り、おのおのの器が満ちやすい時、欠けやすい時を割り出すというもの。天中殺占いそのものが幸せをもたらす、という性質のものでは決してありません。
天中殺中の再婚
天中殺占いでは、「天中殺期間の結婚はできるだけ避ける」ことが鉄則になっています。
両家のもつ気が融合してしまう結婚は、天中殺中に気の流れが溜まっているところへ、結婚する両家の陰の気が流れ込む最悪の選択です。
ですが、天中殺の影響を受けにくい結婚もあります。
それが「再婚」です。
どちらかに結婚歴がある場合、つまり、再婚の場合は、あまり天中殺の影響を受けません。
結婚というのは、両家が先祖代々受け継いできた、あらゆる気を融合させるもっとも大きな出来事です。そして、気の融合の完成品として「こども」が生まれます。
ただ、再婚の場合になると、一度は両家の気の融合を成し遂げており、異性と一度気の通い道ができているため、もうひとつの通い道を作っても、影響力は半分以下になります。
ちなみに、再婚、再再婚になると、さらに気の通い道が複数でき、天中殺であろうとなかろうと、他人の影響を受けやすい体質になっていきます。何度も結婚を繰り返す人は、芸能人並みの歩く電波塔のようになっていき、そのレベルになると、天中殺の影響は、海に雨が流れ込むぐらいのものとなります。
さらに細かく言うと、不特定多数の異性と性的関係を結ぶと、自分でも把握しきれないほどの小さな気の通い道ができてしまい、いろんなところから陰の気をもらいやすくなります。
ただ、反対に陽の気ももらいやすくなるため、運勢のアップダウンは激しくなるでしょう。
ですから、再婚であれば天中殺の影響を受けにくいのではなく、すでに他人の影響を受けやすくなっているため天中殺の影響が薄れる、と解釈したほうがより近いです。
天中殺の結婚をみすえた同棲
天中殺中の結婚のほかに、天中殺中の同棲があります。
同棲は、結婚とは違って家同士の因縁が絡んできません。
その分、天中殺の災いは少ないと思われがちですが、別の意味で響いてきます。
結婚した夫婦の亀裂は、当人同士の問題だけでなく、こどもや経済的事情や家族関係など、いろんな要素が原因になります。
一方で、同棲は単純に「当人同士の問題」がネックです。
天中殺中の同棲は、ダイレクトに「当人同士の問題」として、ふたりの前に立ちふさがります。
深刻なのは、ふたりの相性が実際は良くても、結婚してもうまくいく相性であっても、天中殺の災いは巧妙に同棲相手の欠点をクローズアップさせてしまうところ。
この人はいい人で、たぶん相性も良くてうまくいくはず、という感覚は、実は、人間は最初に出会った瞬間から感じています。
とくに女性は、男性のように種をいろんなところにばらまくというよりかは、受け取った種を大事に育む属性であるため、パートナー選びの直観は、超能力者並みに鋭いはずです。
ただ、そこに打算があったり、願望があったり、引くに引けない事情があった場合は、その直感が鈍り、破綻してしまうのですが・・・。
天中殺中の同棲は、「本来ならうまくいくはずの相手」さえ、低調な気運の通い道として使われてしまい、うまくいくはずの相手を嫌いになってお別れしてしまう悲劇につながってしまいかねません。
天中殺中の同棲は「結婚以上に禁忌! 」と、強く申し上げます。
せっかくの良縁を台無しにしてしまうからです。
同棲するなら天中殺明けに、もし今同棲していて天中殺期に突入するのであれば、いったん距離を置いて同棲を解消することをオススメします。
天中殺の結婚は時期をずらす
天中殺の災いを避けるための方法として、タイミングをずらす方法は有効です。
結婚する日取りが動かせない場合は、入籍する時期を天中殺明けにする、結婚してもしばらくは別居しておくなどで天中殺の災いを避けることができますが、これらの方法は世間に向かって事情を説明しにくいかもしれません。
とりわけ、天中殺が明けるまで同居を控えるのは難しいでしょう。また、そもそもひとつの占いだけに人生を賭けて時期をずらすのも、ある意味ナンセンスです。
実は、天中殺が結婚そのものに影響を及ぼすことはあまりありません。
もっとも影響を受けるのは、天中殺中に結婚し、子供が生まれて成長してからのことです。
結婚というのは、両家が背負った因縁や宿命、代々引き継がれた気の流れを融合させるものであり、その融合はこどもの誕生によって完成します。そして、天中殺中の結婚の気の通い道は、ほぼ生まれてきた子供が引き継ぐことになります。
その結果、子供自身が渦となって病気やトラブルなどが引き起こされ、何かとストレスの多い生活になってしまい、最終的に夫婦関係に亀裂が入ります。
とはいえ、こども関連のトラブルに夫婦が団結して耐え、乗り越えることができれば、こどもが成人した暁には素晴らしい絆が成立している場合もあります。
こどもがらみの問題であるなら、こどもが天中殺の災いの通り道にならないように寄宿舎に入れる、親戚に預ける、といった手段を取ってもいいでしょう。
こどものいない夫婦や男の子を二人以上生む場合、また、国際結婚であれば、気の通い道に渦が成立しないため、天中殺に関する問題は薄いでしょう。
天中殺中は神が味方をしてくれない時期であり、バイオリズム的に人の手助けを得られない時期です。
それでも夫婦二人で乗り越える固い覚悟があるのであれば、天中殺を気にしすぎて二人にとってよい時期を逃すのも不自然ですので、よく相談し合って、もっともよい選択をするよう心掛けてください。
天中殺にした結婚の離婚率
天中殺中に結婚したカップルを追跡調査してみたら、95パーセントが離婚していた、という証言があります。
世の中に天中殺占いブームを巻き起こした1978年出版・『天中殺入門』(和泉宗章著)で、そういった記述があり、それは極端にしても、あまりうまくいかず離婚に至ったという実例はたくさんあるでしょう。
ただし、確率的なものは、統計の取り方次第でいくらでも操作できるかもしれません。
世の「内閣支持率」などを見ても、実際の選挙結果とは大きく異なったりすることも珍しくありません。
統計を取る側が、恣意的に「このような結果が望ましい」と思った時点で、その統計はすでに意図的なものになってしまう可能性があるからです。
天中殺期間中に結婚して影響を受けやすいかどうかは、その人の社会的な立場や世の中の気の流れを受けやすい職業(芸能人やテレビ関係など電波に関わる人、影響力の強い人など)かどうかによります。
一般人にとっては、大きな「気の通い道」は配偶者かこども、とくに親しい友人に限られ、その「気の通い道」から流れ込む天中殺の災いも大きいです。
しかし、有名人は世間そのものが大きな「気の通い道」になるため、離婚が天中殺の結婚に起因したものか否かの判断がまったくつきません。
離婚率については、毎日何十組もの夫婦が離婚に至っている現代において、正確な統計を取ることは難しいでしょう。
日ごろから自分の運気のバイオリズムを気にしている人にとっては、「今は低調期」「今は好調期」というのは感じられるものですし、物事に対峙するとき「これは成功する」「これは失敗する」ということは、実はあらかじめわかっています。
その離婚が天中殺の災いによるものかどうかは、当人同士にしかわからず、またその確率を気にしている時点で、自分の人生でもっとも大切な決断を何かほかのもののせいにしたがっている姿勢のあらわれ、と言えるかもしれません。
天中殺占いの確率論を気にしているということは、「自分の人生をよりよくする選択」よりも「確率」を大事にしているということになってしまいます。
人生の選択の最終的な責任は自分にある、という人にとっては、確率論ほどあてにならないものはない、ということを今一度思い出してください。
天中殺の結婚、女性が年上の場合
女性が年上の場合、天中殺の結婚であっても問題ありません。
天中殺中の結婚は、こどもが生まれてからこどもに陰の気が滞留しやすくなり何かとうまくいかなくなる時期が続く、と言われています。
しかし、天中殺中でも、天中殺の影響を受けない結婚もあります。
天中殺の影響を受けない結婚のパターンは以下になります。
- どちらかあるいは双方に結婚歴がある
- 女性が年上
- 国際結婚
なかでも女性が年上という結婚は、天中殺の影響を受けにくい典型です。
天中殺占いは古代中国の陰陽五行説を元にしており、その思想は非常に深遠で体系的です。
大胆に言い切ってしまうと、この世の中は陰と陽の気の組み合わせがもととなり様々な事象が起きる、というもので、陰の代表が女性であり、陽の代表が男性です。
陰の気は大地をあらわし、愛すること、育むことがおもな働きです。
対する陽の気は、発展、進歩、変化などの流動的なダイナミズムをあらわします。
本来、どちらが良くてどちらが悪いということはありません。陰も陽も必要であり、それらが融合離散して万物が変化していきます。
女性がもつ陰の気は、物事の停滞を示したり、低調さを長引かせたりする一面もありますが、大地のようにどっしりと構え、浮ついた陽の気に惑わされにくい性質も持っています。どっしりと何事にも動じない姿勢でないと、生命を育むことができないからです。
そんな天中殺期間、妻が年上である結婚は、陰の気がしっかりと二人を覆い、もともと低調な天中殺期間が逆に落ち着いた静寂や基礎固めを自然に行えるため、かえって夫婦の基礎が固まることになります。
さらに、陰と陽の気流が乱れる天中殺期間は、妻が夫婦のかじ取りをする、実権を握るぐらいにしていたほうが、乱気流に巻き込まれずに済むこともあります。
年上女房の過程は円満、とよく言われますが、女性が年上であると、男性は母親的に妻と接するようになり、男女間の葛藤が芽生えにくいといった、生物学的メリットもあるかもしれません。
天中殺に結婚する相手が年上男性、年下男性の場合
天中殺期間の結婚において、男性が年上の場合、災いを被る可能性が高まります。
とくに、男性が天中殺期間の場合、災いが相手の女性やこどもにモロに直撃してしまいます。
陽の塊である男性が水道の蛇口のようになり、低調な気運を家庭内にまき散らす構図になるからです。
これが女性が年上の場合であれば、もともと陰の気質で受け身である女性が災いを吸収しやすいうえに、年上女房は家庭内のかじ取りを握りやすく、災いが分散して衝撃を感じずにすむのですが。
結婚というのは、自分の人生を人の人生と合体させ、融合させ、ひとつの作品にする土台となるものです。
もともと自分と自分の家系が持っている因縁を他の家系と混ぜ合わせ、そこから全く新しいものを生み出す、人生でもっとも大きな実験場となるのが結婚です。
もし、どうしても天中殺に、年上男性と年下女性が結婚するのなら、男性は女性を自分の娘や妹のように慈しみ、感謝の気持ちを忘れず接するようにしてください。
そして、女性にも、それ相応の覚悟が必要です。男性が持っているすべてを受け入れる覚悟をもつか、それとも、「受け入れられない」と思ったらすぐに距離を取ったり、共働きをしたり、生活時間を別々に取ったりと、相手の気をまともに受け止めない工夫をするか、しなければなりません。
家庭内のDVが昨今問題になっていますが、DVは男性の強すぎる陽の気と、女性の深い陰の気がぴったりはまってしまうと起きてしまう悲劇です。
男女は平等に、適度に融合するのが理想です。男性に女性に対して高圧的に接する権利はなく、女性に暴力を受け止める義務もありません。
同時に、男性が運んでくる低調の気運を女性や立場の弱いこどもたちが受け止めなければならない理由もないのです。
適度に距離を取ることは、夫婦だけでなく、どんな人間関係でも必要な技術です。
天中殺に結婚したい場合
人の出会いは運命であり、縁です。
そこで、天中殺だからといって結婚をムリに我慢したり、何年も先延ばしにするというのは不自然ですし、自分の気持ちや周囲の気づかいを無視ししてしまうことにもなりかねません。
まず、天中殺中にどうしても結婚したいと思った理由、なぜこの時期にこの人と出会って結婚したいと思ったのかをじっくりと振り返ってみてください。
世の中には、どう見ても釣り合わない夫婦がいます。
定職についていない夫と結婚しているのに、妻が外にばかりでて家庭に見向きもしないのに、安定した生活を営んでいる場合があります。
その逆で、この夫婦はいったい何がダメで離婚したのかわからない、理想的で絵に描いたような幸せな家庭に見えるのに実際は破綻してしまっている家庭もあります。
外からの条件に関係なく、社会全体から見ると、ひとつひとつの家庭にそれぞれの役割があり、その役割がたとえ不本意なものでも、その役割を演じ切ることによって果たせる使命もあります。
天中殺中で結婚に迷っているとしたら、ある意味うまくいかなくても「天中殺だったからだ」と開き直ることもできるでしょう。家庭内に波風が起きても、「これは天中殺の災いであって、相手が悪いわけでもなく、こどもに原因があるわけでもない」とおおらかに見ることができるかもしれません。
占いは道しるべにはなりますが、占いに振り回されるようではいけません。
道しるべ以外の道を歩いて、予想外の景色を見るのも人生の彩りになりますし、楽しみも増えるでしょう。
結婚したいという気持ちを大切にした結果、天中殺中に結婚するのはもちろんOKですし、何か問題が起きても必ずそれを乗り越える、という覚悟を持ってする場合、占い師や他人がとやかく口を挟むことではありません。
天中殺に結婚した場合の影響
天中殺期間中の結婚による影響について主なものを紹介しておきます。
天中殺中は、世の中にくまなく循環している「気」のうち、とくに波動の低い気が、人やものを通して集まってくる現象にほかなりません。
結婚すると、自分だけでなく、相手側の家系が背負っている「気」も背負い込むことになるため、天中殺の影響はダブルでやってきてしまいます。
ひとりの人間として考えても、世界全体として考えても、鎖国している時代の日本は比較的平和でした。
一方で、外国と結びつきができてしまった戦国時代や明治期以降の変動は、世界中で蔓延している戦争や略奪などの低い波動のものが一気に流れこんできて、日本にとっては非常に苦しい時代になりました。
個人でも同じで、ひとりでいるときはさほどではなくとも、他人と深いつながりを持ってしまうと、他人の不幸の種まで背負い込むことになってしまいがちです。
天中殺期間中に他人と深い絆を持ってしまうと、他人の因縁を拾うことになってしまいます。
結婚してもこどもは作らないでおく、互いに再婚同士、連れ子がいるなどの場合、低調な波動の気を逃がす道ができるので、災いはさほど二人の結婚に響きません。
二人が初婚であり、これからこどもを作って幸せな家庭を築こうとする場合は、天中殺期間中に結婚してしまうと、何年か後に苦労することになる可能性が高いです。
とくに、こどもができた後、こどもを巡ってさまざまなトラブルが立ち上がると考えたほうがいいでしょう。
天中殺における芸能人の結婚の影響
結婚してから離婚に至るカップルのうち、結婚したのが天中殺時期であるカップルは9割に上るという説もあります。
天中殺期間に結婚するのはそれほどリスクが高いのですが、芸能人はどうでしょう。
篠原涼子さん、観月ありささん、松本人志さん、名倉潤さん、藤原紀香さんなど、夫婦どちらかが天中殺期間に結婚した芸能人はたくさんいらっしゃいますし、ここに挙げた方々はお子さんにも恵まれたりと、幸せな結婚生活を送っていらっしゃるようです。
ここで、やはり天中殺は気のせいであるとか、信じるに足るものではないと主張される方も多くいそうですが、一概にそうとは言えません。
実は、芸能人に関しては、「世の中に対流している気の影響を受けにくい」という側面があるのです。
とくに、テレビが主な活躍場の人は、もう「世の中の気の流れ」のようなものに影響を受けるレベルでは無くなっています。
彼らが有名になったのは「気」と同じ性質(目に見えなくとも確実に存在し、世に影響を与えるもの)をもつ「電波」と一体となっているためで、電波の性質が体の中にまでしみ込んでいます。
電波と一体化した彼らは、もはや実態を失い、電波そのものになっていると言っても過言ではありません。
彼らは、「気の流れ」の影響を受けるレベルでは無く、「気」そのものになって、世の中を駆け巡っています。
海の水が雨の影響を受けないように、彼らは気の流れの影響を受けることなく人生を歩みます。
一般人ではこうはいきませんが、芸能人にも苦悩があります。
芸能人は電波と親しんでいるだけに、霊界の波動を受けやすく、破滅するときは一挙に転落し、人生そのものを失うほどのダメージを受けやすくなります。
一般人の天中殺のレベルよりも、はるかに強烈なダメージを受けても生きていられるだけの強さと、他人からの応援を電波を通して受けられる人だけが、長く芸能人でいられることは、我々にも容易に想像がつくでしょう。
彼らの場合は、天中殺のダメージよりも、世間の気が電波を通じで体内に流れ込む影響のほうがはるかに強い、ということです。
天中殺に結婚しても有名人は影響を受けない!?
有名人については、また別の解釈が必要です。
有名人というからには、一般の人よりも世間に与える影響は大きいでしょう、
世間に与える影響が大きいということは、それだけその人の周りに動く気の流れが大きく、また周囲からたくさんの念を受け取ったり放ったりしている、ということです。
つまり、その人はダム湖のように、四方八方に通じる「気の通い道」を体内に宿しているのと同じで、世間に生かされ、世間の気を糧に生きているのです。
ダム湖に少々悪い水が流れ込んでも、ダムの中の微生物が毒を分解してくれますし、雨が降っても少し水かさが増すだけで大した影響を受けません。
その分、世間から強烈な運気の放射をまともに受ければ一転して人生そのものが終わりますし、再起も難しいほどのダメージを受けてしまいます。
四方八方から気の放射を受ける有名人に関しては、天中殺の災い以上に世間から受ける運気の直撃のほうが強烈なため、天中殺期間かどうかを気にするよりも、世間向けの顔を大切にしたほうがいいでしょう。
逆に、世間向けの顔を大切にできる人でないと、生き残れないのが芸能人であり、一流選手から一転、悲惨な転落人生をたどったスポーツ選手もいます。
有名人は一般人とは社会的な立場が異なるため、占いに当てはまりにくいのは、こういった理由のためです。
天中殺や空亡における結婚の影響
天中殺を別の言葉でいうと「空亡」となります。
天中殺中に結婚してはいけない理由は、「世の中の波動の低い気が溜まりやすく、その気が人や物を通して流れ込んでくるから」です。
結婚することで、相手が持っている停滞した気を拾ってしまい、悪い気が交じり合ってしまう、と述べましたが、天中殺中に結婚したとして、過去を悔いても始まりません。
天中殺の災いを避けるためには、夫婦の間の気の通い道をできるだけ作らないこと、つまり、こどもを作らなかったり、こどもを早くから自立させたり、夫婦共働きしたりする方法がありまりが、その他に、もっとも効果的な方法があります。
それは、「天中殺を気にしないこと」です。
たとえば、九星気学の運勢のバイオリズムと天中殺占いの運命のバイオリズムは別のサイクルをたどっています。
どちらも正しく、どちらも由緒ある占いですが、内容が矛盾している場合もあるのは否定できません。
こういうことを言うと、占い師としては失格かもしれませんが、占いには一種の暗示の面もあります。
信じる人にとっては人生の指標となり、信じない人にとっては単なるエンターテイメントにすぎません。
ただ、占いは全くのでたらめかというと、それもまた違います。
天中殺占いは、「世の中に対流している波動の低い気が天中殺期間中に人や物を通して流れ込む」ということをメインに、天中殺を割り出します。
ですから、「占いをはなから信じず、他のものに関心を向ける」という行為は、「悪い気の滞留を弾き飛ばし、流れを変える」ことにつながるのです。
暗示や気の流れの影響を受けにくい体質を作るためには、普段から占いやおみくじ、宝くじなどの運頼みを極力排除しておくことが必要です。
占いで好調な時期だけ占いを信じ、低調な時は無視する、といった都合のいいことは難しいでしょう。
算命学 天中殺は妊娠しやすい!?
実は、天中殺期間だからと言って妊娠を避ける必要はありません。また、天中殺期間以外なら妊娠しやすい、ということもありません。
妊娠しやすいかどうかは、どちらかというと、生まれ年の干支によって占う『九星気学』に注目したほうが、わかりやすいでしょう。
「陰陽五行説」には、互いに助け合う『相性』の関係と、互いに反発し合う『相克』の関係があります。
「陰陽」とは簡単に言うと、万物は陰か陽の要素に別れ、それが互いに融合したり、離散したりして宇宙を形成する、というもので、男性が「陽」、女性が「陰」になります。
これはどちらかというと、「九星気学」の分野になり、生まれ落ちた年によって、おおまかな妊娠しやすい組み合わせが判明します。
- 陽グループ・・・子、寅、辰、午、申、戌
- 陰グループ・・・丑、卯、巳、未、酉、亥
になり、六星占術でもおなじみで、陽が+、陰が-に分類されています。
どちらが良い悪いではなく、陽は天をあらわし、陰は地をあらわします。
組み合わせとして、陽グループと陰グループが組み合わさると、比較的新しい命が生まれやすいのです。
一方で、「五行」のほうは、
- 木・・・寅、卯
- 火・・・巳、午
- 土・・・丑、辰、未、戌
- 金・・・申、酉
- 水・・・亥、子
に分けられます。
命を育みやすいの巡り合わせ『相性(そうしょう)』の関係は
- 「水」→「木」→「火」→「土」→「金」→「水」
逆に、お互いに反発して損ない合う『相克』の関係は
- 「金」→「木」→「土」→「水」→「火」→「金」
になります。
『相克』の場合は、相手を損ないやすい関係になりがちと言われています。
『相克』は、互いの運命を止めてしまいがちになりますが、それで絶対妊娠しないほど、生命の育みはヤワではありません。
結婚してこどもを作る上のひとつの参考、という程度です。
算命学 天中殺に妊娠したい
結婚して愛する人とともに生活を送ると、自然に赤ちゃんを授かるのが理想ですが、なかなか妊娠できない場合もあります。
現代は女性の晩婚化、男性の結婚願望の退化、少子化による社会負担の増加などで、出生率も落ちると同時に、いざこどもが欲しいと思ってもなかなか妊娠できず、悩まされるカップルが増えています。
結婚して、たとえどちらかが天中殺期間中であっても、「こどもが欲しい! 」と願うことは自然なことであり、天中殺期間中であるあからと言って、妊娠しにくいとか、妊娠してはいけないということは、まったくありません。安心してください。
妊娠という事実だけは、カップルの意志やカップルでない人の意志とは遠いところで、宇宙のプログラミングによって決定されています。
天中殺というのが人間が発見した運命のバイオリズムであるなら、妊娠という事実は、宇宙の意志とつながっており、そこに人間の意志が入り込む余地などほとんどありません。
天中殺の期間であってもなくても、妊娠の意志があってもなくても、妊娠するときは妊娠します。
妊娠したい、という意志も、天中殺とは関わりなく起きてきます。
天中殺時期というのは、心も体も地球の重力に引っ張られて重く、何事もおっくうになるものですが、その分、「命をつなぎたい、生命を残したい」という欲求は高まるのかもしれません。
ただ、もし結婚や相手のことも気にならず、ひたすら「妊娠したい」願望が強くなるようなら、注意が必要です。生命力が枯渇したときこそ、次代を残す欲求にかられるからです。
もし、天中殺中に妊娠したいという自分でも不思議なほど強い欲求が沸き起こるのであれば、それは、近い将来、何か重大な、生命の維持に関わる大事件が起きる前触れである可能性も捨てきれません。
衝動的になるのは避けつつ、自分の心と体を大事にしてください。
算命学 天中殺は妊娠しにくい!?
結婚して愛する人とともに生活を送った場合、自然に赤ちゃんを授かるのが理想ですが、なかなか妊娠できない場合もあります。
晩婚化や経済的問題など、さまざまな要因がありますが、ひとつ言えることは、社会の進歩に連れて、人間の本能や欲求といったものから目を逸らす時間が増えてしまい、それらに振り回されることが多くなったのが主な要因でしょう。
ちなみに、
- テレビを取り上げる
- スマホを取り上げる
- 娯楽を取り上げる
- 常にうっすらと、肉体的、精神的危機に追い込んでおく
と、出生率も妊娠率も格段に上がるそうです。
現代人はあらゆる意味で危機を感じず満たされているため、妊娠しにくいのも仕方がないのかもしれません。
そういう観点から見れば、むしろ天中殺中の妊娠率は高いのかもしれません。
天中殺の間は万事うまくいかないことが多いので、体が危険アラームを鳴らして妊娠を促進させる可能性もがあるからです。
いずれにせよ、きちんと統計が取れないので確かなことは言えませんが、天中殺の間に妊娠しにくくなる、ということはありませんので安心してください。
天中殺の出産
天中殺占いでは、天中殺の出産は、実はどちらかというと、生まれてくるこどもが悪い運を洗い流してくれる、といったプラスに考えられることが多いです。
ですから、天中殺だからと言って出産を見送る必要はまったくありません。
天中殺は、世間に停滞している低調な気運が人や物を通じて流れ込む時期になりますが、こと出産に関しては、「運気のデトックス」と言ってもいいくらいです。
赤ちゃんというのは、その場にある気をすべて吸い込み、世界を根本的に変えてしまう力を持っています。
天中殺の重い空気を吹き飛ばしてくれ、それまでにあった強固な関係性(夫婦間の役割や夫婦を取り巻く人間関係)を根こそぎ洗い流して、気の流れをすべて自分の体を通して宇宙に再循環させてくれます。
そういった観点から、出産と同じく、養子を迎え入れたり、連れ子がいる相手と再婚するのにもいい時期といえるでしょう。
新しい命の誕生や養子縁組、再婚相手の子供(幼ければ幼いほどいい)は、天中殺の災いを跳ね除け、悪い気の流れを変えるものとして歓迎すべきものです。
出産は女性にとって、体内の悪い気を洗い流す効果もあり、今まで動きがなかった困りごとや人間関係の悩みなども、一発逆転で解消したりします。
天中殺中の出産そのものは、夫婦にとってむしろ運気を上向きに変える特効薬ともいえるものですが、残念なことに生まれてくるこどもにとってはよくない場合もあります。
夫が天中殺期間の場合
- 男の子が生まれたら、父親より生まれつきのパワーが小さめ、父親を超えられない
- 女の子が生まれたら、問題なし
妻が天中殺期間の場合
- 男の子が生まれたら、問題なし
- 女の子が生まれたら、母親にベッタリで、結婚などの新しい環境に移りにくくなりがち
つまり、天中殺期間中の親と同性の子が生まれると、生まれてくる子供が多少影響を受けてしまうのです。
こどもは、同性は自分の運命を補強し、異性は自分にはない運命を背負って生まれてきます。
同性のこどもに天中殺の災いをおすそ分けしないように、早くから寮に入れたり、自立を促すように意識しておくと、影響も小さめに抑えられるでしょう。
娘であろうが息子であろうが、やがて自立して、新しい家庭を築いていかねばなりません。
その時に必要なパワーを充電できるよう、独り立ちできるようにしてあげるのが親の務めです。
自分の天中殺の災いをこどもに及ばさないようにするには、たったひとつ「過度に気を通わせない、つまり自立させるようにする」しかありません。
とくに、天中殺期間に生まれたのが自分と同性の場合は、このことを忘れず、お互いに栄えることができるよう、気を配りましょう。
天中殺に出産したこどもが親と同性の場合
天中殺中だから難産になるということもありませんし、生まれてくるこどもが天中殺の災難を通す通り道になるということもないのですが、天中殺の親と同性のこどもが生まれた場合、そのこどもに問題が起きる場合があります。
父親が天中殺中の場合、同性の男の子が生まれると、「気を受け止める器が父親より小さくなる」と言われています。
日本語に「器が大きい」あるいは「大器晩成」などという言葉がありますが、日本人は昔から「気」という、目に見えず触れることのできないものを感じ取る力をもっています。
算命学は、空気中に流れる低調な気運が人や物を介して流れることを前提に運勢を占いますが、基本、生まれてくるこどもというのは両親の気の流れを根こそぎ変える役割を果たします。
しかし、天中殺期間、かつ、生まれてくる子供が同性の場合に限って、気の流れが大きく同調し、同じ方向に向いてしまうのです。
父親が天中殺中に生まれた男の子は、父親のパワーをそのまま受け継ぎ、しかも、父親より小さな器でしか気を受け止めることがなくなります。
母親が天中殺中に生まれた女の子は、母親とよく似た考え方を持ち、姉妹のような関係になりがちです。
双方とも、同性の親とは仲が良く、意志疎通がしやすいのはいいのですが、こどもは親とは違う方向に気の向きを変え、宇宙の多様性を広げることを役割として、この世に生まれてきています。
それなのに、親と同じ方向にしか気を向けず、ただ受け継ぐだけでは、パワーも小さくなるし、先の発展が望めません。
もし天中殺期間中にこどもが生まれ、しかも同性であった場合は、できるだけ早くから自立心を芽生えさせる工夫をしましょう。
夏休みの間だけでも親戚に預けるとか、全寮制の学校に入れるとか、あるいは、できるだけ厳しくしつけるなど、親子の気の交流をできるだけ小さくするように工夫しましょう。
かといって、親子である以上、気の交流を断ち切ることは難しいですよね?
その場合の特効薬は、
- 養子を迎える
- 子だくさんにする
です。
今のご時世、難しいかもしれませんが。
天中殺の出産は「厄落とし」になる!?
天中殺期間中に出産した場合、こどもに災いが降りかかったり、夫婦仲に悪い影響が出る、ということはありません。
しかも、九星気学などでも言われるように、「男の子が生まれたら厄が落ちる」、つまり、悪い運気が過ぎ去って運勢が好転する場合が多いです。
出産はもともと、宇宙に多様性を加える、天命に叶った喜ばしい出来事です。
一度立ち止まって、幸運とはどういうことか、不運とはどういうことか、運が悪くなる、運が良くなるとはどういうことか、を考えてみましょう。
さまざまな民族に時間を超えて受け継がれている考え方でいくと、パワーにあふれていて好調である、という基準はたったひとつしかありません。
その基準は、「広がる」方向に物事が向いているかどうかです。
「広がる」とは、多様性を増す、ということであり、自分が今、好調であるか不調であるかは、「広がっているかどうか」を基準に考えれば、すぐにわかります。
反対に、狭まるとういことはどういうことかというと、閉じこもったり、制限をかけたり、物事において外に広がろうとする力を抑え込んだり、あるいは、外に広がるよりも内に入り込まれて塞がれたりする状態のことです。これを「運気が落ちる」といいいます。
そこから出産を考えてみると、出産は明らかに「広がる」要素に満ちています。
こどもができることによって、こどもがもたらす空間や物事が夫婦ふたりのもつ空間に加えられ、爆発的に世界が広がっていきます。
これらは「厄落とし」という言葉を超えて、「新しい宇宙を創る」ぐらいの画期的な出来事です。
算命学、天中殺占いにおける出産は、他の占いと同じく、エネルギーの方向を圧倒的に広げる役割を果たし、運気を上向きにさせる=世界を広げる、ものです。
天中殺だからといって出産をあきらめたり、運気が落ちると心配する必要はまったくありません。
ただ、多少心配なのは、両親どちらかが天中殺期間中で、天中殺期間中の親と同性のこどもができた場合です。
その場合、「同調しやすくなり、気の向きが全く同じになる」ことによって、多様性が狭まり、パワーが増えることなく逆に狭まる可能性があります。
天中殺の離婚
天中殺中の離婚については、実は、チャンスともいえます。
天中殺中は、人の助けや新しい物事を自分ではじめるには最悪の時期です。
助けを求めた人や物事が通り道になって、後々災いを呼んでしまうことになってしまうと言われているからです。
ただし、断ち切ったり、壊したりするには、むしろ向いています。
断ち切ることで、「低調な気運の通り道」が切れる、と考えられるからです。
離婚したいと思ったら、まずひとつずつ、互いの「気の通い道」をなくす努力をしましょう。
一番大きな「気の通い道」は、金銭的なやり取りです。
パートナーとお金のやり取りをしているうちは、そこが最大のネックになってしまいます。
経済的に完全に自立するのが難しければ、新しい通帳を作ってそこにお金を入れ替えるだけえでも効果が得られます。
その次に、一緒にいる空間を重ねないようにする工夫をしてください。
生活時間をずらしたり、部屋を完全に別にしたり、できればお互いが目に入らないような生活にすることが効果的です。
つまり、まず物理的に「別居状態を作り出す」のが手っ取り早いでしょう。
こどものことが最大のネックになる場合もありますが、算命学的に、こどもの存在は、夫婦二人のこととは別の太いパイプが通っているため、こどもが原因の離婚も、こどもがネックになって別れられない、というのも、表面上そう見えるだけで、違います。
離婚は、実際には、夫婦だけの問題なのです。
さらに、離婚というのは、極力ドライに行くほうがうまくいきます。
「話し合い」という行為だけで、そこに大量の気の交流が発生してしまい、ドロドロした気が行ったり来たりしていやな思いをしてしまいます。
第三者を立ててすすめるのが理想ですが、天中殺中に頼る第三者というのは、また災いの通り道になる可能性も少なくありません。
物事が余計こじれる原因にもなりかねないのです。
できれば、自分からまず黙々「気の通い道を塞いでいく」こと。
言葉を極力発しない、金銭の流れをまったく別個のものにする、こどもを持ち出さない、空間を完全に分ける、などの工夫をすれば、天中殺中には自然に、切れることも可能です。
問題なのは、自分から離婚を切り出すと、相手にゴネられる可能性があることです。
離婚に向けての話し合い、というのは、もめる元と心得てください。
断ち切ることを行動に示していれば、天中殺中であれば自然に切れる方向に行きますので、不言実行でやり遂げましょう。
天中殺に離婚してよいか
天中殺中に離婚しても、一向にかまいません。むしろ、うまくいかないのであれば、天中殺は離婚の追い風になるでしょう。
天中殺期間は、人や物事と新しい関係を築くのには最悪の時期ですが、それらを壊すには何の問題もありません。
ただ、離婚に際して注意点があります。
「ふたりでじっくり話し合って、円満な離婚を・・・」というような、お相手の協力を必要とする離婚は「必ずもめる」と心得てください。
天中殺期間は、他人とのパイプを太く作ってしまうと、そこから低調な気運が流れ込んできてしまうからです。
まず「離婚したい」という意志があり、そこから徐々に、二人をつないでいるパイプ
- 金銭のやり取り
- 空間の分け合い
- 時間の共有
この三つのパイプを徐々に細くして断ち切っていく、それだけで、事実上、離婚が成立します。
天中殺中は物事をお相手に頼むと、そこからもめ事が勃発しがちになります。
離婚に関しては、お相手に「頼む」ことは、まずありません。意志と実行あるのみです。
もしあなたが男性側ならば、離婚の意志を明確にした上で手切れ金を払って(金の切れ目は縁の切れ目というように、この種のお金のやり取りは最強の縁切りの行使になる)、別居すれば、きれいに離婚ができます。
もしあなたが女性側ならば、経済的手段を見つけ、男性支配の空間から退避し、物理的に離れてしまうことで、実質離婚と同じになります。
昨今は何でも「話し合い」と称して、互いの協力を引き出して丸く収めることを美しいとする傾向が強いですが、「話し合う」過程で、また余分な気の交流が発生してしまい、泥沼になることもよくあります。美しさからはほど遠いのが現実です。
とくに、天中殺中の離婚については、言葉は一切必要ありません。
壊すなら壊す、断ち切るなら断ち切る。
まず行動で示すことで、余分な葛藤もなくスムーズに離婚することが可能になるでしょう。
天中殺の恋愛はうまくいかないって本当?
天中殺の恋愛で、うまくいかないと悩んでいる人も多いでしょう。
結論から言ってしまえば、天中殺中の恋愛はうまくいかないのが普通です。
天中殺中は、自分とは根本的に合わない人や自分の足を引っ張る人、運気を下げる人に出会い、惹かれる可能性が高くなるからです。
かといって、天中殺中は恋愛は避けるべき、というのも間違っています。
人生が何もかも計算づくで、自分の利益に沿ったものにできるとしたら、どれだけ味気ないことか。時には予想がつかないことがあっても、ダメダメ人間に恋をしてしまっても、そんな時期を乗り越えてこそ人の気持ちがわかるようになるし、許容範囲も広くなるというものです。
ただ、そうはいっても、恋愛がうまくいかないのは苦しいものですよね?
天中殺のうまくいかない恋愛を乗り切るには、ふたつの方法があります。
ひとつは、逃げずにとことん振り回されてみること。
振り回されてみることで、いろんな人への対処法がわかってきます。それによって見えてくることもあるでしょう。
もうひとつは、グループ交際に留め、深入りせずにひたすら楽しみだけを追求していくこと。
世の中には35億の異性がいる、と巷では言われますが、まさにその通りです。恋愛で、たったひとりだけにエネルギーを注ぐ義務はありません。
ただ、修羅場になるほどに深入りするようであれば、落とし穴にハマっています。
恋愛トラブルは天中殺明けにはすべて解決することになりますが、その解決とは「縁を切る」ような最終的な手段にほかなりません。
そうなると、天中殺中に出会った人とたとえ相性が良くても、その先に一緒にいることができなくなります。そうなると、やはり深入りしないほうがいいように個人的には思います。
深入りするならとことん深入りする(ただし、不倫だけは絶対にNG)か、あっさりさっぱり楽しくいくかはあなた次第ですが、そのどちらでも人生の幅は広がります。天中殺中の恋愛は大いに悩んで、楽しんでください。
天中殺の恋愛でもうまくいくもの
天中殺の恋愛でうまくいくことはあまりないのが普通ですが、うまくいく可能性もあります。
ただ、うまくいくと言っても、結婚にまでつながる縁になるとか、相性ばっちりで幸せになれるとか、そういった類のものではなく、楽しく過ごせる、新しい発見をする、といったものでしょう。
天中殺中の恋愛をうまく運ぶには、熱くならないのが一番です。
かといって、男女の間柄のことなので、深入りしてしまうのは常ですが・・・。
好きになればなるほど難しいかもしれませんが、深入りしないことがうまくいくかどうかの分かれ目になります。
ここでひとつ、天中殺中に唯一、うまくいく恋愛があります。
それは「不倫」です。
運気が下がっている天中殺中、もっとも深入りして、一見楽しくうまくいっているように感じられる恋愛関係が「不倫」です。これは悲劇的なことですが、事実です。
天中殺中にトントン拍子で進んでうまくいく恋愛で、しかも深入りしてもうまくいく恋愛は危険です。その最上級の危険度マックスなのが「不倫」。
不倫が恋愛であるかどうかはまた別の話ですが、不倫に夢中になっている人は「たまたま出会ったのが遅かっただけ」とか、「彼は(彼女は)私のことをパートナーよりも愛している」というふうにエクスキューズしがちです。
しかし、本当に愛しているのであれば、未婚の女性を自分の性の相手としては選ばない、選べないはず。女性のほうも、相手に大事な家族がいて、こどもがいることがわかっていて、それでも奪おうとは考えないはずです。
天中殺中は、現実よりも自分の妄想が先走ってしまう傾向にあり、天や地との繋がりが立たれます。
天や地とつながることなく宙空に漂っても得るものがある、と信じて進むのもまた人生ですが、そこで何が起きてどのような結末になっても、誰のせいにもしないという覚悟が必要でしょう。たとえ覚悟があっても、後々まで尾を引いてしまうのですが・・・。
天中殺中で深い仲になって、うまくいっているような恋愛こそ、実は長い人生で見たとき、ダメージが大きいものかもしれません。
天中殺の恋愛における告白
恋愛において告白のタイミングというのはとても大事です。
ただ、本当に縁のある人とは、どんなタイミングで告白しようが関係なく結ばれます。それが天中殺期間中であってもです。
ですが、天中殺中で気をつけなければならないことがあります。それは「体の関係」です。
男女のつながりというのは、算命学の元となる「陰陽五行説」のうちの陰と陽の接合に当たります。
新しい生命を生み出す陰と陽の接合は、生命で最大の「エネルギーの交流」になり、それがたとえ一夜限りの接合であっても、エネルギーの交流は長く残ってしまいます。
天中殺中に体の関係をもってしまうと、負のエネルギーの回路を自ら開くこととなり、そこから波動の低い運勢が流れ込んでしまいます。ですから、新規の人との関係は気をつけたほうがいいでしょう。
ですが、告白だけなら問題はありません。
言葉というのは空中に発せられてすぐ消え失せる、儚いものです。
日本人は言葉に乗せて、宇宙をつなげ合うのが比較的得意な民族です。外国人から見るとテレパシーで会話をしているように見えるそう。
しかし、百万回の告白よりも一度の関係のほうが交流するエネルギー量は多いです。
天中殺中の告白は影響はありませんし、周囲にオープンにしたほうがむしろ天中殺の影響を受けにくくなります。
一番問題なのは、天中殺中の秘密の恋、深い仲に陥る、というもので、低波動のチャンネルをたったひとつに絞って開放してしまうように、悪い流れを作ってしまいますので、気をつけましょう。
天中殺の恋愛で年の差を感じる
天中殺期間であってもなくても、恋愛相手との年の差を気にする方がけっこういます。
ただ、その年というのは肉体的な年齢でしかありません。精神的な年齢というのは肉体的な年齢では測れません。
何度も転生を繰り返した成熟した魂があり、その魂を宿した肉体がまだこどもだった場合、周囲の大人よりもはるかに精神年齢が高いこどもになります。
とくに、親子の場合は、生まれてきたこどもが自分よりも成熟した魂を持っている、と実感することがよくあります。
親子ほどに身近に、エネルギーを大量に直接交流している存在であれば、肉体の年齢を超えて感じ取る「魂そのものの年齢」をじかに感じ取ってしまうからです。
恋人同士でも年の差が気になるときは、実は「肉体の年齢と魂の年齢に違和感を感じている」ときでしょう。
肉体と魂の年齢が合致していて、かつ、恋人同士になったのであれば、年の差はあまり気にならないものです。
年の差が気になりはじめたら、気の交流が一段と活発になった証拠であり、天中殺期間であれば、とくにそれは「今はあまり進む時期でないよ」という合図かもしれません。
天中殺期間中に深い仲になった恋人は、天中殺が明ければあっけなく別れる、という説もあります。
年の差が気になって進むのに躊躇しているとしたら、実はその相手は
「本当に縁があるので、天中殺時期に深い仲になってお互いに傷つけあったり、別れたりするのはあなたのためにならないよ、もっとゆっくり進みなさい。」
という、あなたの内なる声かもしれません。
縁のある人との関係を大切にするためにも、何かひっかかることがあったら一度立ち止まってみる、そんな調整ができればベストです。
天中殺に恋愛した人が年下の場合
天中殺期間に、年下と恋愛をしているのが気になるのは通常、女性が年上で男性が年下のパターンです。
男性が年下の場合、女性は何かと気になることが多いものです。
とくに年の差があればあるほど、女性のほうは自分に自信がなくなりがちです。男性が男性と同世代の女性と話をしているだけで気になったり、嫉妬したりして、心の休まる暇がないかもしれません。
もともと天中殺期間は精神的に不安定で、天からの助けも地からの安定も得られず、宙ぶらりんでたったひとり風に吹かれているような感覚が強くなります。
ひとりでも生きていける、平気、と思い込むようにして過ごしてみても、いざ天中殺が明けたら、もう立ち上がれないほどぐったりしていたり、天中殺期間中に起きた出来事を消化しきれずに苦しむこともあるかもしれません。
ですが、もし天中殺中に年下の彼氏と恋人同士になって、さまざまに悩むことがあっても、天中殺明けにすべてがはっきりします。
あっさりとお別れがくるかもしれませんし、実は本当に縁があったからこそ天中殺中に苦しんだ(縁がなく幸せになれない人のほうが天中殺中にはうまくいく)のかもしれません。それがとわかるときがきます。
なんにせよ、天中殺中の恋愛というものは、天中殺明けにその意味がようやくわかってくるもの。渦中にいるときは先が見えなくて不安になって当然です。
天中殺に起きる恋愛の始まり
天中殺に始まる恋愛は、2パターンに分かれるのが普通です。
- とんとん進む相手とは、相性があまりよくない
- なかなか進展しない相手とは、実は相性がいい
天中殺中には、良いものは悪く、悪いものは良く、見えてしまうからです。
天中殺中は、周囲の助けがあまり期待できません。
それどころか、その時に出会う人はたいてい、あまり喜ばしくないことを背負ってあらわれて、あなたを巻き込みます。
もし、自分でも異常を感じるほど深入りしそうな恋の始まりなら、「これこそ天中殺マジック! 」と覚悟しましょう。
とくに、普段そんなに恋愛体質でない人がすぐ恋に落ちたり、夢中になったりした場合、天中殺の低波動の受信塔になっている可能性が高いでしょう。
人間が受発信しやすい波動で、もっとも低波動なのものが含まれるのが「恋愛の波動」です。
恋愛だけは、どんな未熟な精神的に未発達な人でも、受発信しやすいものです。
天中殺時期には、恋愛の始まりで突っ走ってしまいやすく、しかも、その恋愛が自分を幸福にするのかどうかもわからないうちから、のめりこんでしまいやすいです。
それでも、結果的に傷ついたり、抜けられない迷路のようになってしまっても、それらをすべて受け入れる覚悟があるのであれば、それはそれでいいでしょう。
不倫を除いて、人を好きになってしまうことは責められるべきものではありません。
そもそも、魔法にかかったように誰かに恋をしてしまったあとに、自制するのも難しいでしょう。
恋愛であればダメージも少ないので、自分の人生の経験値を広げるものとして受け入れるのもひとつの手です。
天中殺の過ごし方 恋愛アドバイス
恋愛における天中殺の過ごし方をアドバイスするなら、
「熱くならず、ひたすら楽しく、人生の幅を広げるつもりでエンジョイする。」
これに尽きます。
どんなに好きになっても、天中殺中にはプロポーズは避けましょう。
天中殺中に「物事の始まり」を起こしてしまうと、物事の終わりを招いてしまいます。
始まれば終わりがくるのは、物事でも命でも、同じです。
いつ始まったからわからない、あいまいな状態で今を楽しむ恋愛ならば、問題ありません。
ただし、深い仲になったり、夢中になったり、二人だけの世界を構築しはじめてしまうと、終わりが駆け足でやってきてしまいます。
そして、最大のタブーは「不倫」です。
不倫は道徳的なことを抜きにして、人の人生で「殺人」に次ぐ、「運気を最大級に落とす行為」です。
これは、算命学や天中殺を超えて、揺るぎない事実であることを知っておいてください。
その「運気を落とす行為」である不倫を、よりによって天中殺中にしてしまうのは、自殺行為です。
オススメなのがグループ交際や片思い、芸能人のおっかけをして楽しく過ごすなどの表面をさらりと撫でていいとこどりをする恋愛です。
天中殺中には、恋愛に夢中になるよりも自分と向き合ったり、勉強したり、のちの人生を豊かにすることに夢中になるほうが実りが多いです。
運気が絶好調の時に、腰を据えて勉強するのは実は難しいです。
「運気がいい=世界が広がり、開かれる」ですから、猛烈に忙しくなりますし、恋愛や人間関係も一気に動き出します。
天中殺中には、できれば恋愛は二の次にして、自分の内部を充実させることを心がけてください。
天中殺の恋愛における別れ
天中殺期間に恋愛がうまくいかなくなり、別れてしまうことがあります。
実は、天中殺中の別れというのは、長期的に見てとてもいい兆候です。
天中殺中に別れた場合、天中殺が明けてから再開して、「やはりこの人とは縁がある」とあらためて気づき、最終的に結婚に至るケースが多いのです。
天中殺は、物事を「結ぶ」には最悪の時期ですが、物事を「壊す」ことについては、影響を受けません。
もし「この人とどうしても別れたい」と思っているのなら、天中殺中にチャンスが必ず来ますので、そのときに決行するといいかもしれません。
ただし、傾向として、天中殺中に「自然消滅」という形は取りにくいでしょう。
ある程度、お互いが傷つくことになります。その覚悟を持たないと、別れにこぎつけることができない場合が多いでしょう。
また、天中殺に限らず、物事は壊すときはできるだけ派手に、音を立てながら壊すほうが、後々に運が上向く傾向にあります。
壊れるときに立てた音や振動、傷ついた気持ちや受けたダメージは大きいほど、リセットに時間がかかる分、新しいものを呼び込みやすくなるのです。
家を建てる時のことを考えてください。
今ある家よりも大きくて立派な家を建てようとした場合、リフォームするよりもすべて壊して基礎から立て直したほうが、大きさもデザインも機能もすべて新規搭載できます。
平屋の家の基礎に三階建ての家は立たないのと同じように、別れる時はキッパリと、思い切って壊したほうが後々のためにはいいのです。
とても傷ついてでも、心から血を流しても、なかなか立ち直れなくても、立てなおす際のパワーはすごく大きなものになります。
天中殺中はお別れのチャンスですので、恐れず立ち向かってください。
別れを望んでいなくても、別れざるを得ない場合も、前向きに捉えることです。
「古いものが壊れたからこそ、新しくよりよいものがやってくる」
と考えて進んでくださいね。
天中殺中の恋愛運
天中殺中の恋愛運は、基本的に低迷します。
まず、いい出会いが期待できません。素晴らしい人と出会えたと思っても、自分史上最大のババを引いたことにあとで気づくことになります。
天中殺期間中は、恋愛のような、自分ひとりではどうにもできない「縁」が必要なものに対して、とくに期待しないほうがいいでしょう。
むしろ、天中殺中にやってくるものは、すべて「自分の足りない部分で、学ぶべきものだ」と受け止めるようにしてください。
実際、天中殺中にやってくる「縁」は、ロクなものがないです。
恋愛運においても、天中殺中の出会いには、いいものよりも悪いもののほうが多いでしょう。
天中殺とは、12年のうち2年間だけ、だれもが背負わなければならない「運気のデトックス」期間です。
悪いものを流し、消化し、それで世間全体の運気がきれいになって、社会が少しずつ向上していく、そういう期間です。
「恋愛運が悪い」と普段から考えている人にとって、天中殺中は、それこそ井戸の底に沈んだようなどんより感を感じるかもしれませんが、それも一時期だけのこと。
ただ、天中殺中は運気は悪いですが、出会いを制限する必要はありません。
異性を紹介してもらってもいいですし、グループ交際や婚活なども大いにしてください。
ただ、相手に本気になるにつれて、そこから低い波動の通り道が開いてしまうため、熱くならず楽しむ、人生の幅を広げる、といった気持ちで恋愛に挑むといいでしょう。
ひとつだけ確かなのは、天中殺中は今まで出会えなかった種類の人に比較的出会える、ということ。そんな人から学べることもあるかもしれません。
天中殺中は、楽しい恋愛をする! のめりこまない! と決めて恋愛していけば、それなりに楽しめることもあるので、気楽に構えてください。
天中殺の同棲
天中殺中の同棲は、実は、結婚よりもさらに運気を落としてしまいます。
というのも、同棲というのはお互いに約束もなく、ただ「好き」という感情だけで生活を共にすることで、その「好き」が成り立たなくなると、一気に「嫌い」→「関係解消」の方向に向いてしまうからです。
結婚ならば、「家庭をいっしょに築く」というミッションもあり、好き嫌いだけで成り立つものではないので逃げ道もありますが、同棲にはそのような逃げ道が用意されていません。
「こどものため」「経済的理由」などの逃げ道がないまま関係が悪化すると、お互いにとことん好き嫌いにこだわるしかなくなり、関係が悪化すると血を見たり、皿が割れたりすることもあるでしょう。
こういう面で、同棲というのは実は結婚よりもハードルが高いのです。
結婚と違って世間体も気にならないため、いくらでも相手に残酷になれるのも、同棲の落とし穴です。
天中殺中に同棲した人は、まず100%関係が壊れる、しかもお互いに徹底的に相手を嫌いになって、お別れになります。
天中殺中にどうしても同棲したいのであれば、別れるときに最悪の別れ方になってもいい覚悟が必要ですし、本当に好きな人で将来結婚したいと思っているのであれば、同棲は選ぶべきではありません。
これは、いくら主張しても主張し足りることがないくらい、重ねて申し上げておきます。
天中殺の復縁
天中殺は、何かを作ったり、結んだりすることにはとことん向いていない時期です。
一方で、離婚や婚約解消などについては、むしろスムーズにいきます。
復縁については、条件付きでとくに悪い影響はありません。
その条件とは
- 以前、結婚歴がある
- 以前、深くおつきあいしていた
という関係の復縁。
世の中には、一度結婚して離婚し、また再び結婚するカップルが一定数います。
あるいは、一度お別れしたのにまたお付き合いが始まったカップルもあります。
こういったカップルは、一度太い「気の通い道」ができているため、天中殺の波動の低い気を運ぶ新しい通り道には成り得ません。
新たに新しい関係を築くのと違って、前の関係性の続きであり、その前の関係性に何かを上乗せする行為です。ですから、天中殺の厄を受けにくいです。
一方で、復縁というのはどちらかというと、発展性が少ない後ろ向きの関係になりがちです。
天中殺期間中だから、以前に捨てた関係を惜しく思ったり、過去を美化して復縁しようとする気持ちが起きたとも考えられます。
本当に縁があったのであれば自然に復縁は叶うものですし、縁があればどうあってもまた再び一緒になれます。
もし天中殺期間中に気配もないのに「復縁したい! 」と強く願うようになった場合は、それはあまりいい兆候とは言えません。
復縁して幸せになるとは限らないし、それはただ単に「現状がうまくいっていないために過去を美化し、すがりついてしまっている」可能性もあるでしょう。
自分は果たしてどうなのか、もう一度よく振り返ってみてください。
天中殺の婚活
天中殺期間は、婚活には不向きな時期です。
天中殺期間は、発展を意味する「天」からの助け(陽の気)が得られず、さらに、惠みや縁、愛情を意味する「地」からの助け(陰の気)も得られません。
陽の気は、おもに新しい出会いや未知の世界との関係性と発展を手助けします。
一方、陰の気は、縁、愛情、人との繋がりなど、穏やかで地道で継続的な人間関係を意味します。
極めて簡単に言うと、天は出会いで、地は縁になり、天中殺中にはそのどちらにも恵まれないのです。
つまり、婚活にはもっとも不向きと言える時期ということです。
ただし、婚活の中でも、パーティに顔を出したり、グループ交際をする程度であれば、関係なく進むこともあるでしょう。
もし仮に、天中殺中にどうしても結婚したい人があらわれたとしたら、そのときはぜひ「天中殺のときにこの人と出会えた意味はなんだろう」と考えてみてください。
恋愛と結婚は、似て非なるものです。
結婚は男女のつながりよりも、「共に何かを築くためのパートナー」としての要素のほうが大きいです。
恋愛ではうまくいかなくても、結婚では非常に相性がいい組み合わせというのがあります。
天中殺中に婚活して結婚に踏み出しそうになるときは、相応の覚悟を持って進んでください。
天中殺の出会いと結婚
天中殺中の出会いには、はっきり言って期待しないほうがいいです。
さらに、結婚に絞っての出会いとなると、もっと縁がないと考えてください。
ひとつには、天中殺中は、なぜか相性がいい人ほど魅力を感じにくく、相性が悪く、普段ならすぐに結婚相手として候補から外すような人に魅力を感じてしまいがちになるからです。
今まで会ったことのないタイプの人となぜか縁があって出会えたり、普段魅力を感じない人に魅力を感じるので、自分の幅を広げるといった意味ではいい面もあるのですが、そういった人と結婚にまでたどり着き、かつ、今後幸せに過ごせるかとといえば、また別の話でしょう。
ですから、天中殺は結婚相手を探す時期として、あまり期待しないほうがいいかもしれません。
もしどうしても結婚相手と出会いたいのであれば、ひとつだけ方法があります。
それは「恋愛要素」を期待せず、「自分の人生を広げ、足りないところを補う修行をするための相手」と心得て、事務的に結婚相手を探す出会いを求めてみることです。
相手の条件・ハードルを下げて、修行の意味での出会いであれば、天中殺中であっても求めてもなんら構いません。
とはいえ、そんな相手と結婚するなんて・・・ちょっと厳しいですよね?
やはり、天中殺中は人との出会いよりも自分磨きに徹して、内面を磨くようにしたほうがいいでしょう。そして、天中殺明けの出会いに期待しましょう。
天中殺に出会う人のタイプ
天中殺中に出会う人は、非常にはっきりした傾向があります。
それはズバリ、普段縁のない人と出会いやすい、ということです。
今までの人間関係では出会ったことがないタイプだったり、まったく好みでないはずの異性だったり、今までむしろ避けてきたような人と出会うとしたら、この天中殺時期しかありません。
そういった傾向は、好調か不調かという面で見れば、不調です。
自分とテンポが合わなかったり、あまり好みではなかったり、どちらかというと合わない人に出会いやすく、惹かれやすい時期なので、精神的なストレスも多くなります。
一方で、別の方面から見ると、そういう時期こそさまざまなことを学べ、自分の人生の幅を広げることができます。
そんな時期には謙虚になれるし、自分は実はこういう考え方をするんだ、こんな癖があるんだ、とあらためて発見できることもあるでしょう。
一時期、「自分探し」という言葉が流行りました。
自分探しというと、放浪の旅に出たり、新しい環境に飛び込んだりといったイメージがありますが、本質は「自分の内部を探求すること」にあります。
自分の中に眠っている、思ってもみない考え方、抑圧した思い、そういった内部のどろどろした認めたくない感情が、天中殺中には顔を出してきます。
置き去りにした自分は、おそらく価値観を揺るがす存在。「わたしはこんな人間ではない! 」と目を背けたくなるかもしれませんが、天中殺時期こそ、もうひとりの隠された自分に出会えるチャンスなのです。
天中殺時期に「不調だ」と感じる原因のひとつが、こうした「今まで自分が目を背けていた自分と直面せざるを得ない」部分でもあります。
出会う人すべてが置き去りにしていたもうひとりの自分を目覚めさせてしまい、それを受け入れるのに苦労することでしょう。
しかし、新しい自分と出会い、統合していくことで、あなたの人間性の幅はグンッと広がります。
今まで出会ったことのないタイプと出会い、新しい自分を受け入れることは、天中殺中の楽しみのひとつでもあるのです。
天中殺に出会った人との今後の展開
まずひとつ言えることは、結婚相手にはなる可能性は限りなく少ないということです。
天中殺中はその相手と縁があって出会うというよりも、低調な波動がもたらす副作用として、あるいは、自分が今まで置き去りにしてきた感情を受け入れるためのトリガーとして出会います。
その出会いは、現実世界を発展させるという性質ではなく、自分の内部の宇宙を広げる性質のものなのです。
結婚相手であるとか、恋人、親友といった種類の関係に発展する可能性は低く、争ったり、嫌な思いをしたり、貶められたりといった、ネガティブな方向に向きやすい関係に発展しやすいでしょう。
しかし、その相手から呼び起こされる感情によって、あなたの心は一段と深みを増し、もうひとりの自分(=潜在意識)と一層仲良くなれて人格的に統合されていくため、悪いことばかりではありません。
天中殺中に出会う人と関係を結ぶことによって、人生の幅を広げ、自分自身と仲良くなれる絶好の機会を手に入れることになりますので、勇気を持って進むといいでしょう。
ただ、注意すべきは出会った人が不倫などの反道徳的なことをする人だったり、犯罪に巻き込まれる種類の人だったりする場合です。そういった場合、深入りすると、後々まで人生に暗い影を落としてしまいます。
人生の幅を広げるといっても、その方向が反道徳的で反社会的な方面ではダメです。坂を転がり落ちるように人生を破壊されていってしまいます。
天中殺時期はとくに、人の道に外れていることをしている人かどうか吟味して、付き合う人を選んでください。
出会う人と親しくなるかどうかは、天中殺中と言えど、あなたの意志にかかっています。
天中殺の別れの特徴
別れにもいろいろ種類があり、
- 離婚による別れ
- 恋人同士の別れ
- けんか別れ
- 自然消滅
- 円満な別れ
- 裁判による別れ
と、多種多様です。
いずれにしても、天中殺中の別れに問題はまったくありません。
ただし、天中殺中の別れは、ひとつ特徴があります。
それは、自分は別れたいのに相手は別れたくないなど、もめ事になることが多い、という特徴です。
生活していて実感することがあるかもしれませんが、出会うためのエネルギーよりも、別れるためのエネルギーのほうが莫大に必要です。
出会いというのは、意図せず自然に行われますが、別れというのは意志が先にあり、その上に決断があり、さらにその上に行動が伴って初めて可能になります。
自然消滅的な別れというのはエネルギーも少なくて済みますが、自然消滅的な別れはさまざまな条件が重なって初めて成しえることで、その条件はなかなか揃いにくいのです。
自然消滅的な別れの条件として、大きいものから順番に挙げてみましょう。
- 物理的距離・・・引っ越しや転勤、死別など。自然発生した物理的距離は、人間の意志を超えて別れに強烈な作用をもたらします。
- 気の交流が無くなる・・・物理的距離と同じく、死別は気の交流が断ち切られます。さらに、食事を作ってあげない、会話をしない、関係をもたない、顔を見ないようになると、近くて遠い他人になり、自然消滅も間近です。
- 心理的距離・・・近くにいて、ときどき話をしていても、「この人とはすごい距離を感じる」と双方が感じる場合、別れが自然に近づいていることが多いです。ただし、この場合、物理的距離を作り、気の交流も完全に断ち切らないと、ずるずる関係が続くことになります。
とはいえ、天中殺中はなぜか自然消滅の条件が作りにくく、修羅場を経験しがちになってしまうことが多いでしょう。
どちらも傷つけず自然消滅というのは、非常の難易度の高い技であることは、ある程度、人生経験を積んだ人なら実感としてわかるはずです。天中殺中は、さらにその上をいきます。
天中殺に別れたい
天中殺に時期に誰かと別れたいと思った場合、我慢するのもひとつの方法です。
長く付き合っていたり、夫婦であった場合、別れたいという思う欲求そのものが嵐を呼ぶことになります。
天中殺中は、自分が能動的に動くことそのものが、災いの元になってしまうのです。
もし別れたいと思ったのであれば、その気持ちはそのままに感じておき、実際に行動に起こすのは、天中殺明けにしたほうがいいでしょう。
もし別れたいと思って、第三者に間に入ってもらって解決しようとしようものなら、今後はその人が災いをもたらす道になってしまうこともあり得ます。
また、別れたいと誰かに漏らしたら、それがまわりまわって変な話になって事実無根の噂を立てられたり、相手の執着心を呼び戻したりする可能性もあります。最悪、相手が意固地になって、「絶対に別れない」と抵抗して、修羅場に発展してしまうこともあるでしょう。
我慢と言っても、天中殺中のわずか二年です。
相手の見えないところで、着々と、無言で、物理的距離を広げ、金銭や物事のやり取りを少なくし、心理的に距離を置くこと、これらはひとりでもできます。むしろ、ひとりでやったほうがうまくいくでしょう。
誰にも頼らず、自然な形で距離を取っていき、天中殺明けにいつの間にか別れが来ていた、というのがもっとも理想的な形です。
別れたいという気持ちは、相手はもとより、周囲の誰にも漏らさないほうが賢明です。
天中殺期間は何もしない、何かするのなら徹底的に不言実行を心がけましょう。それだけ災いが少なくなります。
天中殺に別れたくない
実は、この状況こそが天中殺中にありがちなシチュエーションです。
「別れたくない」と思っているということは、心のどこかで「別れが近い」ことを感じている証拠です。
その「別れの予感」に抵抗して、別れたくないと思っている可能性が大でしょう。
自然の流れとして、このままでは「別れ」となることを感じているだけに、別れを恐れている状態です。
天中殺期間は、今まで知らん顔をしていた自分のマイナスの感情に、どうしても焦点が当たってしまうため、焦ったり、落ち込んだりすることが多くなります。
そして、「このままでいけば別れは必然」「でも別れたくない」という矛盾した感情に、いつしか覆いつくされることになります。
もし天中殺中に「別れたくない」と思ったのなら、もっともいい対処法は、「そのまま何もアクションをしない」ということでしょう。
なぜなら、その「別れたくない」という感情は、実は天中殺マジックで、自分とは合わない人に好意を抱いていて、自分の本質とは違うものにしがみつこうとしている可能性があるからです。
別れというのは、人の意志でどうこうできるものではありません。
死別はもとより、人との縁というものは天からの授かりもので、人が自分の意志で切ったり、つないだりはできないのです。
別れたくないという気持ちが未練からくるものなのか、目が曇っていることが原因でふさわしくないものにしがみついているのか、その時点では判断はつきにくいかもしれません。
しかし、それらの判断は天中殺明けに自然にわかってきます。
それまで二年間、何もアクションを起こさず、流れに身を任せるのが最上の選択です。
ムリに別れようしても邪魔が入ります。別れたくないと思って行動すると余計に別れが近づきます。
これは天中殺にもっとも起こりがちな現象です。
天中殺の別れ話
天中殺期間中の別れ話は、揉めることが多くなります。
とくに、お互いに主張することが多ければ多いほど、もめ事の種になります。
一番いいのは、別れ話は天中殺明けに行い、それまでに着々と別れの準備をすることです。
天中殺時期に別れの条件や話し合いをしてしまうと、それが後々、尾を引くことがあるかもしれません。
第三者を立てたら良さそうなものですが、今度はその第三者が低波動を運ぶ通り道になってしまう可能性があるため、人に間に立ってもらうのも得策ではないでしょう。
最終的にはこっそりひとりで、黙々と、今できることをやるのが一番ダメージが少なく、別れ話をうまくまとめる近道になります。
物理的な距離を置くこと、それには引っ越しがベストですし、金銭のやり取りや食事作りや体の関係などを絶ち、心理的に距離を置くため言葉の交換を避け、糸を断ち切るような気持ちで相手との気の通い道を塞ぐこと、それに専念するようにしてください。
天中殺時期に言葉を交わして話し合いをしたり、交渉するのは、こじれる原因となります。
そういった作業の結果を見るのは、天中殺明けでも遅くありません。
「急いてはことを仕損じる」ということを肝に銘じて、別れ話は天中殺明けに粛々と進め、それまでは不言実行で別れの準備をすることに専念してください。
天中殺中にありがちなことは、余計なことを言ってしまったり、じっとしておけばいいのにむやみやたらに動いてしまったりすることです。
とくに、辰巳天中殺の人はそういう反則を犯しがちなので気をつけましょう。
天中殺の引越しの影響
天中殺の期間は、大きな動きをするには不向きな時期です。
とくに結婚や転職など、他の人の助けが必要な事項については災いが増幅され、のちのちにまで尾を引く可能性があります。
それで、引っ越しはというと、実は引っ越しという行為は、天中殺の期間中に行ってもダメージを受けにくい行為のひとつとして知られています。
というのも、引っ越しするとなると、いやでも荷物を整理整頓しなければならず、このタイミングで不用品を処分することも多いですよね? つまり、不用品を捨てることは、今まで滞っていた波動の低い気を押し流し、新たな風を入れることになるため、天中殺のよどんだ気を跳ね除けやすいのです。
ただ、独り暮らしの方には別段影響はないのですが、家族を持たれていたり、自分の意志ではない引っ越しをする方の場合は、工夫が必要となってきます。
具体的には、
- あらかじめ引っ越しをする土地の氏神様にお参りし、もうすぐここに越してきます、よろしくお願いいたしますと、ご挨拶をします。
- 引っ越し当初は、できるだけ家の周囲をきれいにし、悪い波動を引き寄せないようにする。
これにより、神様のご加護を得られ、引越しもスムーズにいくはずです。
とはいえ、天中殺の期間中は何かと悪い波動の影響を受けやすいため、最強の風水である「掃除」をこまめに行うようにしてください。
また、引っ越しの荷物もなるべく少なくし、必要ないものは処分するのがベストです。
天中殺の引っ越しの方角
「風水」という考え方が一世を風靡して、今も根強い人気を誇っていますが、風水の考え方そのものは、
- 西の台所は、西日が当たって食べ物が傷みやすい
- 汚いトイレや臭いは、人の気分を下げる
- きれいな部屋は気分的にすっきりする
- 日当たりのよい部屋は成長ホルモンが出やすく、こどもに良く、西側や北側の部屋は静かで落ち着いてくつろげるため、家の主人には最適
など、ごく常識的な、当たり前のことを言っているだけです。
その他、土地のことも、川がある土地は生活に便利で、北側に山がある土地は寒い北風を遮ってくれる、道路が広い土地は生活に便利など、占いに類することではなく、ごく普通の意見に過ぎません。
もし方角を気にするのであれば、引っ越し前の住まい起点にして、引っ越し先の住まいを「運勢学的に良いと言われる方角(吉方位)」に調整する、それが難しいなら、引っ越し先の住まいが吉方位になるような場所へ一旦移動した後に、引越し先の住まいへ向かうなど、するのがいいでしょう。
とはいえ、吉方位というのは確かに存在しますが、それよりもこまめに掃除したり、その住まいに対して愛情をもつことのほうが運気をあげるには大切です。
天中殺の引っ越し、賃貸契約
天中殺の期間中に引っ越しも、賃貸契約を結んでも、とくに悪影響はありません。
天中殺中だからと言って、引っ越しや契約を避けることは全然ありませんので、安心してください。
ちなみに、転勤で決められた社宅に越すなど、引っ越し先を限定されていたほうが、さらに災いを受けることなく、スムーズに引っ越しできると言われています。
ただ、引っ越しそのものは天中殺の災いを増幅するようなものではありませんが、天中殺の期間は選択肢があればあるほど、波動の低い気を受け止めやすくなるため、あれこれ引越し先を迷っているうちに普段では考えつかないような妙な選択をしてしまったり、本当は相性が良くない土地や物件に惹かれてしまったりする可能性はあります。
とはいえ、引っ越しはむしろ悪い波動を吹き飛ばすチャンスです。荷物の整理をして不要品を捨てれば捨てるほど、悪い運気を手放すことができます。
ただし、一点だけ注意することがあります。
引っ越し先が知り合いの家など身内の物件であった場合、その相手が持っていた低いほうの波動をあなたが丸々受け入れてしまうことになるかもしれません。
引っ越し業者は、「仏壇」と「神棚」だけは決して引き取らず、運ぶのを断るそうです。
だれかが住んでいた物件、とくにその誰かが身内の場合は、その人の因縁を引き継ぐ可能性が十分にありますので、できるかぎり避けるようにしてくださいね。
もし、その物件に引っ越さざるを得ないのであれば、できるだけ先に氏神様にお参りに行ったり、部屋をこまめに掃除をして盛り塩をするなど、以前にその物件に住んでいた人の痕跡を払うようにするといいでしょう。
天中殺の引っ越しと転職
天中殺の期間中に、一気に「引っ越し」「転職」と話が動いたときは、どのように対処したらよいのでしょうか?
天中殺の期間中の引っ越しについては、前述したとおり、とくに天中殺による影響を受けることはありません。
しかし、転職といった人の助けが必要で、縁が関連するような出来事は、天中殺の影響を受けやすいため、できるかぎり避けたほうがいいです。転職は、できれば天中殺が明けてからにするようにしてください。
ところで、転職をする理由はなんでしょうか?
もし「今の仕事がイヤだから」といったネガティブな理由だったとしたら、それは危険かもしれません。
そうした内向きの心の動きは、天中殺の災いを受け取っているというサインの可能性があります。
自分の引っ越しや転職が、果たして外部の大きな動きからくるものなのか、自分内部の低調な波動からくるものか、よく見極めましょう。
もし内部からの衝動なら、じっくり腰を据えて天中殺が明けてから動いたほうが余計な災いを被らずに済みますよ。
天中殺の退職
天中殺中は縁を結んだり、派手に動いて新しいことをはじめるのには向いていない時期ですが、物事を壊すことにおいては影響はありません。
ただ、退職には新たなステップに向かう退職、リストラなどの強制退職、私的都合による退職があり、注意すべきこともあります。
それは、前向きな退職以外は天中殺中にムリに行うのではなく、天中殺が明けてから行ったほうがいい、ということ。
天中殺中に物事を壊し、またすぐ立てなおすとなれば、同じような失敗を繰り返しがちになってしまいます。
天中殺期間は見る目が曇り、元々縁がないところに縁ができてしまうため、自分の歩む道を惑わされることが多くなります。また、やり直したつもりがまた同じようなことで悩まされる可能性も高くなります。同じ失敗を繰り返さないためにも、平常心を取り戻せる天中殺明けのほうが正しい決断をくだせるでしょう。
今は、忠実に今の職務に励み、コツコツと資格試験に挑戦したりしながら、退職後に向けての準備を進めてください。
退職はいつでもできます。
退職しないことで見られる光景があるうちは、辞めたくても辞められないようになっているので、退職をできるだけ選ばず、とどまったほうが吉です。
その会社と縁がないのであれば、天中殺が明けてから自然に円満に退職できます。退職を焦る必要はありません。
天中殺に仕事を辞める
実は、天中殺期間中は「仕事を辞めたい」と思うことが多くなります。
大気全体が不安定で、乱気流に巻き込まれる傾向が強いため、ささいなことでもストレスになってしまうからです。
ですが、次のお仕事が決まらないうちに今の仕事を辞めるのは時期尚早といえるでしょう。
天中殺は、今までの人生のツケを払わされる時期でもあります。
つまり、困難やストレスが多くてもそれを受け止め、消化し、黙々と進んでいくことで、魂が浄められ、ツケを払い終える。それが完了したときに天中殺が明けている、というのが理想です。
天中殺での二年間の苦しみは、長く感じられるかもしれませんが、人生というライフスパンで考えたとき、それほど長いものとはいえません。
ですから、二年間、向こうからくるものはすべて受け止めて消化し続ける、という覚悟で挑んでください。
それで逃げずに受け止め続けていれば、天中殺明けに素晴らしいご褒美がもたらされるはずです。
仕事を辞めずに続けることは、自分の人生のツケを払って荷物を軽くすることに繋がります。
人生のツケや荷物は、それを消化しない限り、ずっとあなたの元を離れず、背負い続けなければなりません。
天中殺の二年間、ツケや荷物と向かい合い続けるのは苦しいかもしれませんが、苦しんだが分だけそれが無くなったときの爽快感はひとしおでしょう。
ですから、身も心も軽やかになって天中殺明けを迎えるためにも、できれば天中殺中は今のお仕事を辞めず、耐えてください。
ちなみに、天中殺中にお仕事を辞めた場合、次に入った会社でもまた同じ試練が待ち受けている可能性が高いです。
どうしても今のお仕事を辞めたい場合は、天中殺が明けるのを待ってからにしましょう。
天中殺に仕事を辞めたい
天中殺中は「仕事を辞めたい」という気持ちが高ぶりやすいため、そう思うのは天中殺のせいでしょう。
ただ、はっきり言って天中殺中に仕事を辞めてしまうと、次に就職した会社でも同じようなトラブルに見舞われたり、同じ種類のストレスを受けてしまう可能性が高くなります。ですから、できれば天中殺明けてから今のお仕事は辞めたほうがいいでしょう。
もし、どうしても我慢できないのであれば、なぜ我慢できないのかを今一度考えてみてください。
その理由が、「もっとこんなことがしたい」という積極的な理由であればまだしも、疲れた、人間関係が嫌だ、自分には合わない、といった消極的な理由からくるものであれば、それは天中殺の災いが影響している可能性があります。
天中殺中は、実は相性がいい人のにその人のことを好きになれなかったり、自分に合っていない人を好きになったり、自分の本質とは違うものに惹かれがちになります。
天中殺によって、本当は今の仕事は自分に向いているのに、それが歪んで見えているかもしれないのです。
その可能性を見極めることなく会社を去ってしまうのは、非常にもったいないことといえるでしょう。
ですから、向いている向いていないの判断や人間関係の判断は、天中殺が明けてから行うのが賢明です。
この視点で考えれば、天中殺中に仕事を辞めることはあまりいい選択とはいえない、ということがおわかりいただけますでしょうか。
天中殺 仕事探し
天中殺中に実際に仕事を辞めたり、転職をするのは、できれば避けたほうがいいですが、仕事を探すのはいっこうにかまいません。
天中殺期間は、普段では目につかないような職種が魅力的に見えたり、普段では挑戦しようとおも思わない職種に挑戦する勇気がでてくるため、仕事探しにおいては実はむしろ向いている時期といえるでしょう。
自分とかけ離れていると思っていた職種を身近に感じたり、その職につくための資格を取る勉強をはじめたりすることで、自分におもわぬ適性があったことを発見できるかもしれません。天中殺期間は人間関係も狭まる一方なので、そのための時間もしっかり確保できるでしょう。
まずは結論を急がず、実際に転職するのは天中殺が明けにして、天中殺の期間はいろんな職種を調べ、そこにどうやったら入れるかをつかんでおいて、準備をしておくと、天中殺が明けてからすんなり転職できるはずです。
天中殺は本来、じっくりと自分と向き合うのに最適の期間です。
海の底に入ったような動きのないこの期間に、とことん自分自身を見つめておくと、天中殺明けには生まれ変わったようにスタートダッシュができます。
注意点は、ただひとつだけ。
実際に転職するのは天中殺明けにすること、これさえ押さえれば、天中殺期間に新しい仕事を探すのは大いに吉。
本当に自分に合った仕事を探すのに、二年という歳月は十分ではないかもしれません。
今の仕事を大事にしつつ他の仕事を探すうち、やはり今の仕事が一番自分に合っている、と気づくこともあるからです。
焦らずじっくり仕事探しに取り組んでみましょう。
天中殺の就職
就職というのは、高校や大学新卒で一斉に行うのが一般的です。
そんな時期に天中殺にひっかかってしまった、どうしよう!と慌てる人もいるかもしれません。
しかし、そこまで心配する必要はないでしょう。
なぜなら、仕事というのはその人のもつすべての人格や人生が投入される巨大な出来事だからです。
自分のもつ宇宙の中で、天中殺による運気のバイオリズムに関連してくる部分はそんなに多くありません。
運気がもっとも関連する分野は、恋愛や結婚などの出会い運であり、就職はあまり影響を受けない分野です。
新卒時期に天中殺にかかる人は、出会い運に恵まれないため、多少の影響を受けるかもしれませんが、新卒の最初の会社でも、人の半生で培ってきた「人間力」というものは、簡単に揺らぐものではありません。
心配するよりも、今までの自分に自信をもって一歩を歩みだしてください。
ちなみに、新卒で入った会社が有名どころだったり、世間体のいいものであった場合、後に厄介になる場合があります。
天中殺中には、いつもは縁がないような縁を突然いただける場合があり、考えていたよりもグレードの高い会社に就職できる可能性があるのですが、その会社の格と自分の実力が合っておらず苦労したり、その会社の内情は外から見るのとは違って闇が横行していたりする場合があるのです。
また、天中殺の期間に転職するのを控え、ムリをして合わない会社にとどまっていると、会社が有名であればあるほど未練が残ってしまい、天中殺が明けたころにはヘトヘトになって、その会社にしがみつくことになる場合もあります。
自分に合った、幸せに働くことができる会社と「外から見て立派な会社」というのは、得てして違っているものです。
天中殺中に就職する際に気をつけることと言えばこれぐらいしかありませんので、安心して就職活動を行ってください。
天中殺の転職
時期的に、天中殺中の転職は避けたほうがいいでしょう。
天中殺時期は、天からの陽の気、地からの陰の気の助けが途切れ、発展が望めない、他と繋がれない、という低調期です。
そういった低気圧状態にいるときは、世間にある低調な波動の気が流れ込みやすく、人やお金や物事を通して、災いを被りやすくなってしまいます。
とはいえ、転職にも「ステップアップするための転職」と「後ろ向きの転職」の2種類存在します。
このうち、とくに注意すべきなのが「後ろ向きの転職」です。
後ろ向きの転職とは、「今の会社の待遇が不満」「人間関係が不満」などといった理由での転職、自分の内部からくる衝動に動かされた転職のことをいいます。
天中殺中に起きることは、ある意味、今まで置き去りにしてきた負の感情を受け入れるためであったり、過去自分が人に対してしてきたことに対する清算であったりするわけですが、それらの受け入れや清算は、場所を変えても、転職しても、必ず着いてまわります。
もっというと、逃げれば逃げるほどクローズアップされ、大きくなってあなたを追いかけてきます。
天中殺中の転職は極力避けたほうがいいというのは、そういう理由によるものです。
ちなみに、転職したい気持ちがが後ろ向き、内部に向けてのものかどうか、あるいは、発展性があり、可能性があるために転職する外向きなものかどうかは、自分の心を冷静に見つめてみればわかります。
天中殺中は、極力自分から動くのを避け、あちらからくる出来事を受け止め、消化し、天中殺明けの運気上昇に備えるために、禊・みそぎ(悪い気をふるい落として浄める)をすることに徹しましょう。
天中殺に転職してしまった場合
仕事や転職に関しては、自分が今まで生きてきたすべての価値観や実力、人や物事への愛情が反映されるため、そこに「運」や「縁」といった不確定要素が入り込む隙間が少なく、天中殺の影響は受けにくいのですが、天中殺期間中に新しい環境に飛び込むのは、あまりいい結果をもたらさないことのほうが多いです。
では、天中殺中に転職してしまった人はどうすればいいのでしょうか?
アドバイスとしては、天中殺期間中は「自分の魂を磨く期間」として、できるだけ自己主張を控え、受け身に徹することです。
自分の夢を公言したりするのも控えたほうがいいでしょう。
日々の業務では、人の上に立ちたい、出世したい、認めてもらいたいといった野望を極力抑え、どうすれば人の役に立てるか、どうしたら人に喜んでもらえるかといったことに主眼を置いて行動するのがベストです。
本来、仕事は自己実現の場でも、目標を達成する場所でもありません。
職場は、自分の体や自分の時間を誰かほかの人のために役立てる場所、今まで自分が受けてきた社会からの恩恵を返していく場所です。
そこに運も多少は関係しますが、本来の実力と社会に対する愛情や恩義があれば、それを必要とする人から必ず声をかけていただけます。
言い古されたことかもしれませんが、人は自分が世界に対して行ったことをそのまま受け取るのです。
受け取るものよりも、差し出すもののほうが大きければ、そのぶんだけ幸せを感じる仕組みがそこにはあります。
仕事や転職に関しては、基本天中殺をあまり気にせず、自分の社会に与えられる能力を惜しみなく与えて、人生を充実させてください。
天中殺前の転職
天中殺の災いが起きる前に、魂や心が危険を察知して転職をしたくなる、ということはよくあることです。
その職場にそのままいると、天中殺モードに入ったときに大きな痛手を被る、ということを心が感づいていて、転職するきっかけを様々に提示してくるのです。
敏感な人なら「これは変化のサインだ! 」と気づくことができるのですが、見落としてしまい、本格的な天中殺モードに入って、「もしかしたらあの予感はこのことを示していたのかも」と思う人が大半でしょう。
もし天中殺を目前に控えて転職のチャンスが訪れたのなら、思い切って転職することをオススメします。
ちなみに、似たような出来事で、天中殺前に車に突然キズがついたり、小さな自動車事故を起こしたりする場合があります。
実は、こういった出来事も「このままこの車に乗り続けると事故を起こすよ! 」というサインです。
他にも、急に誰かと連絡が取れなくなったり、顔を出していた場所に行けないことが続いたりするときは、「そのままそこに居続けたら天中殺期間に泥沼にハマるよ! 」という、魂からの伝言だったりします。
こういった伝言は、午未天中殺や戌亥天中殺は比較的受け取りやすいのですが、寅卯天中殺、辰巳天中殺の人はパワーが有り余っていたり、人の言うことが聞けなかったりするため、サインを見逃しがちになります。
そういえばあの時こんなことがあったな・・・と思い出して後悔することがないよう、天中殺が近づいてきたときには何事も素直に受け入れ、自然の流れに沿って動いたほうがいいでしょう。
そもそも、人生でうまくいく人は向こうからくる流れに逆らわないものです。
ある高名な企業人の言葉で、「狭い道、譲れ。広い道、急げ」というものがあります。
これはつまり、人と競争したり、蹴落としたりするシーンではゆったりと構えて急がず人に譲り、目の前の視界が開けたときには一気に進んだほうがいい、という意味です。
慌てなくても、必ず広い道に遭遇するときが来ます。そのときに一気にスパートしたほうが、身を削る競争を経ることなく目標を達成できます。
何事もサインがあらわれてきますので、サインを見落とさず、流れに乗ってみましょう。
天中殺前の転職は、最終的には必ず吉につながります。
本来算命学とは、こういう自然の流れに乗るために役立てるべきものなのです。
天中殺の転職活動
転職は思い立ってすぐできるものではなく、それにふさわしい時期やタイミングがあります。
また、転職先に入社するまで、時間がかかる場合も多いです。
そんな転職活動をしている最中、天中殺期間に突入してしまったり、転職が決まっても実際に転職するまでの期間が長く、天中殺に入ってしまうこともあり得ます。
転職と言っても、転職エージェントなどを通じた転職は、おおむね二か月ぐらいで完結する場合が多いそうです。
いつ転職するか目安がはっきりしている場合であれば、天中殺期間を避けることもできますが、転職活動がいつ完結するのかわからない場合のほうが多いでしょう。
ただし、転職「活動」は、実際の転職とは違うので、天中殺中に活動していても、天中殺の災いを被ることはありません。
天中殺の災いは、運を頼りに何かをつかもうとすると、とんでもないババをつかまされることが多いです。
とはいえ、運に頼らず、過去に培ってきた技術や実務を頼みに転職活動を進めるのであれば、天中殺は影響しません。
前向きな気持ちで「ステップアップしよう」「今後はこういった仕事に挑戦してみたい」と思い、その方面に自分を役立てたいと思って活動するのに運など関係なく、実際にそれにふさわしい仕事を手に入れられるでしょうし、そこに天中殺の災いが潜り込む隙間はあまりないでしょう。
ただし、今の仕事内容や人間関係が嫌だったり、ただ居場所を変えてみたくなったといった理由で転職を選択する場合、そう思うこと自体が「天中殺による運気の低下」を示している可能性があります。
天中殺中は人を見る目も物を見る目も曇り、普段では考えられない選択をしてしまったりします。ですから、本当に今、転職活動が必要かどうか、あらためて考えたほうがいいでしょう。
もし、自分でも転職の理由がわからないのであれば、天中殺が明けてからでも遅くありません。
長い人生で、二年間というのはたいした時間ではありません。
まずじっくり腰を据えて、仕事と向き合ってみる時間としたほうが、のちの人生に役立つはずです。
天中殺が明ければ、「転職しようと思っていたのが不思議」となる可能性もありますので、焦らないでください。
天中殺にした転職の成功可否
天中殺中は新規に事をはじめると、その時は思い切ったことができても、後でじわじわと問題が出てきて、天中殺明けに失敗に気づく、というパターンが多くなります。
実際、転職が成功したかどうかというのは、少なくとも三年は経たないとわからないものです。
天中殺中は、大気が不安定の乱気流の中で飛行機を運転しているような感じで、急上昇したかと思うと急降下したり、運勢の波に翻弄されます。
人や物事を見る目も普段とかけ離れたものになり、新しい場所に飛び込むにはむしろ、勇気を必要としない時期なのである意味いいかもしれません。
ただ、その結果を天中殺明けにようやく知ることができるため、成功かどうか知ることができるのは、だいぶ後になってからです。
もし天中殺が明けてもうまくいっているようなら、その転職は祝福されたものになるでしょう。また、天中殺という乱気流・停滞の時期に磨いた忍耐力や幅を広げた視野を生かせる状況になっているのかもしれません。
なんにせよ、お仕事や就職、転職は、天中殺の災いよりも、それまで生きてきた考え方や実力、技能などがものを言います。
天中殺うんぬんを気にするよりも、人生の幅を広げる意味で試みるのもいいですし、天中殺期間だと普段では目につかないような分野がクローズアップされて視界に飛び込んだりするので、さほど警戒する必要はないでしょう。
とはいえ、天中殺期間中は次の転職を成功させるためのステップアップの時期ととらえ、資格試験や勉強に当てるのがもっとも賢い選択です。
そもそも運勢そのものが低調なので、比較的周囲の動きも少なく、勉強するにはもってこいなの時期なのです。
好調な時期には人間関係も仕事もにぎやかに動き続けるため、じっくり腰を据えた勉強というのは成り立ちにくいです。
それを考えると、天中殺中には「転職の準備をする」のが、転職の成功にもっとも近いやり方と言えるでしょう。
天中殺の転職で派遣社員になる
派遣のシステムというのは、企業側にのみ有利に作られているように見えますが、実は、働く側にも多少のメリットがあります。
それは「期限が来たら自由に退職できる」という点です。
もし天中殺期間中に派遣登録として働いても、期限が来れば辞められますし、うまくいかなくて次の職に移ったときも、ダメージが少ないです。
天中殺期間中は、自分の興味のある職種に派遣として登録し、そこで実際働いてみるのもひとつの方法でしょう。
派遣会社に登録しても、自分の好みの職種に100%つけるわけではありませんが、それはそれで普段やったことのない職種にも気軽にチャレンジできるのでいいかもしれません。もしその仕事が気に入れば、本格的に勉強してみるという選択肢も増えますし。
生活するために働かなくてはならないのは世の常ですが、仕事を探す上で、いろんな職種を経験できるのは派遣の強みです。もしそこで気に入ってもらえたら、正社員への登用もなくはないでしょう。
天中殺は何もしてはいけない期間、というのではなく、ステップアップのために勉強したり、修行をする時間ととらえてください。
自分の幅を広げる期間だと思うことができれば、成果を求めず、いろんなことにチャレンジできるのではないでしょうか?
そういった意味で、天中殺期間は、派遣登録していろんな職種を経験するというのも、悪い過ごし方ではないでしょう。
天中殺と旅行
天中殺の期間の旅行について、とくに制限はありません。
何かと息の詰まることが多い月日になりますので、息抜きの旅行はおおいに結構です。
ただ、気をつけてほしいことが1点あります。
旅行は「息抜き」にして、新たなことを見つけに行く「冒険」にしないようにしてください。
天中殺の期間は、今まで行ったことにない場所に、今まで経験したことのないことをしに行く期間ではない、ということです。
温泉でゆったりする、自然のなかを散策する、などはいいですが、どこかに行って何かにトライする、たとえば、スキーに初挑戦するとか、富士山登山を試みるなどは、控えたほうが無難です。
天中殺の期間は、天からも地からも助けがない時期です。何かが起きてしまうと、トラブルが長引きます。
旅行中のトラブルは、日常生活のトラブルと違って、即座に困難な状況に直面してしまいます。できれば、近場でゆったりと過ごすほうがいいでしょう。
もしもどうしても冒険系の旅行に行かなければならないのだとしたら、しっかりと旅行保険を掛けたり、けがをした場合やトラブルに巻き込まれた場合の対処法をシミュレートしたうえで、出発するようにしてください。
盗難や怪我にはくれぐれもご注意を!
天中殺と海外旅行
息抜きのための国内旅行はむしろオススメしますが、海外旅行はあまりオススメできません。
海外では、トラブルが起きても対処方法に限りがあり、かつ、トラブルの大きさも膨れ上がることが多いからです。
海外でも土地勘があるような場所であったり、知り合いがいる場所であればとくに問題はありませんが、見知らぬ海外で、しかも冒険系の旅行になるのであれば、控えたほうが無難でしょう。
天中殺占いとは関係ありませんが、日本人は海外の人々から、相当甘く見られています。スリには無警戒で、女性は無防備、連れ去られる事件も発生しています。
日本国内と海外を比較すると、その危険度や民度など、比べ物にならないぐらい海外のほうが危険です。
日本人は金持ちだと思われていますし、女性はゆるく、男性もどこかお人よしで呑気な、おとなしいタイプに見られています。
これは、日本という島国のなかで、お互いに思いやって生活しているがゆえに、「犯罪に巻き込まれないようにしなければいけない」「人に騙されないようにしなければいけない」といった警戒心がまったくなくても、他人がそうそう傷つけてこない、という安心感が心の根底にどっかりと居座っているからにほかなりません。
海外では相当緊張しておかないと、すぐ物を盗まれ、暴力に巻き込まれ、事件に巻き込まれる危険が待ち受けています。
これに天中殺の期間の「天も地も味方してくれない時期」が重なってしまうと、トラブルは桁違いになってしまうでしょう。
もしどうしても海外旅行をしなければならないのであれば、できるだけ団体のパック旅行で、安全性が比較的確保された旅行を選ぶようにしてください。
冒険系の、アマゾン川の川下りであるとか、インドのガンジス川散策などの旅行は、控えたほうがいいでしょう。
最近、言い古されてきた言葉ですが、後は「自己責任」で。占いが扱える範囲ではありません。
天中殺と起業の成功
結論から言うと、時期をずらす必要はありませんし、天中殺と起業の成功に関係はありません。
というのも、その人の全人格と全能力を投入するような事業において、そこに運、不運が絡むことは極めて少なく、努力と積み重ねによって成功するかどうかが決まるのが当たり前です。ですから、起業して成功するかどうかは、本人次第と考えてください。
尚、仕事と違って恋愛や結婚に関することは、陰と陽が出会って融合するというアクロバティックな「縁」の動きが極めて大きく影響するため、天中殺を大いに気にしてもらったほうがいいです。お仕事に関しては、縁を気にするよりも、目の前にある、できることをひとつでもこなすほうがより成功に近づきますよ。
とはいえ、もし天中殺期間中の起業についてアドバイズするとすれば、顧客の開拓や銀行員との折衝などは、信頼できる人に任せることです。
外に向かって行う交渉事は、天中殺の期間中は不調に終わることが多いかもしれません。
基本的に、天中殺の期間中はできるだけ息を潜めて生きていくほうがいいと思ってください。人と深くつながればつながるほど、その人に依存してしまい、その人を通じて天中殺の災いがやってくる危険が高まります。
ですから、起業家のあなたとしては、できるだけ仕事を細分化し、信頼できる人に任せつつ、全体を緩く統括する、といったやり方をとるべきでしょう。
このような起業家メンタルであれば、そもそも天中殺の災いを受けにくく、多くの人の運命の総合体として有機的に動くため、天中殺をさほど心配する必要がありません。(=天中殺の期間中に自分が躍起になって動く必要がなくなり、災いを受けにくい。)
くれぐれも、失敗したときに「あのとき天中殺だったのに動いたからだ・・・」と、天中殺に原因を見出すようなことはしないでくださいね。それこそ、起業家失格です。
天中殺と車の購入(買い替え)
車の買い替えは、天中殺の期間中にもっともやってはいけないことのひとつです。
ものはお金を払えば自分のものになります。
会社やお仕事のように、大勢の意志が寄り集まって有機的に動くものとは違い、車は丸ごと「自分の運命を映し出す鏡」になります。
天中殺中に買った車は事故を引き起こしたり、急に動かなくなったり、修理に出そうとしたらその会社が倒産したり、ありとあらゆる災厄を引きつける磁石のようになってしまう恐れがあります。
知り合いに安く譲ってもらって2,3年で廃車にするといった「つなぎ」の車ならともかく、新車を買うのはオススメできません。
天中殺の災いは、モノや人が低い波動の通い道になって本人を直撃するのが特徴ですが、とくに車は本人の気をもらいやすいもののひとつです。
天中殺に入る前に軽く事故ったり、フロントガラスの変な場所に傷が入ったりするのは、その車が大きな災いを運んでくる「前触れ」です。
もしこのような前触れがみてとれた場合、できればその車は手放して、しばらく運転をしないぐらいの用心深さが必要でしょう。
もし車がないと生活ができないような事情があるのであれば、新車を買うのを少なくとも2年、我慢するようにしてください。
せっかく買った新車がトラブル続きでエンジンがかからなくなったり、道端で止まるぐらいならまだいいですが、人身事故にでもなったら、それこそ大変なことになってしまいます。
天中殺中の車の買い替えは、結婚に次ぐタブーと心得ておいてください。
天中殺と大学受験
天中殺であっても、勉学に支障がでることはありません。
本来、勉学というものは人に教えを乞う側面はあれど、基本的には学んだものを自分の中で消化し自分のものにする、孤独な作業です。その孤独な作業に災いが入り込む隙間は、ほとんどありません。
もし影響があるとすれば、「どこの大学を受けるか」という選択肢を誤る可能性がある、ということぐらいでしょう。
そもそも受験と天中殺が重なったという理由で2年間浪人するなど、ほぼ不可能でしょうから、志望大学を決めるときはよく周囲と相談して、できるだけ多くの人の意見を聞いて選ぶようにしてみてください。間違っても、その時の感情や興味の向くままに大学を選ばないように。
自分が本当にやりたいことに直結する学部、利害に惑わされずひとりでもコツコツ続けられる学部、進学するのにムリのない大学を選ぶなど、できるだけ現実的な選択を心がけてください。
ちなみに、天中殺期間中は、とんでもない魔法がかかってしまうことがあります。たとえば、到底受からないと思っていた大学に受かって、夢のような思いをするなど。
しかし、それこそ天中殺マジックで、進学してみて自分にまったく合っておらず後悔したり、その選択が後々まで尾を引くことすらあります。
ですから、大学選びは慎重に。受かったからと言ってすぐに飛びつかず、自分が思い描いていたイメージにもっとも近い大学を選ぶようにしてくださいね。
また、もしできればの話ですが、天中殺期間に志望大学の選択期間が重ならないように、高校に入ってから、もしくは、それ以前から、もっと長期的な視野で志望大学を選択するとベストな選択ができるでしょう。
天中殺期間は、普段では考えられないような変な選択をすることがありますので、それが後々に尾を引かないように注意してください。
天中殺と神社
天中殺の期間は、世の中に対流する穢れ(けがれ)や低い波動を呼び込みやすい時期になります。
そのため、普段ではしないような決断をして深みにはまったり、人間関係でトラブルを抱えることになる場合が多いです。
また、天中殺の期間は体のなかにも穢れ(悪い気)が溜まりやすいため、それを浄めるために神社にお参りするのはいいことです。
ただ、神社はパワースポットであり、かつ、心身を浄化してくれる作用もあるのですが、ひとつだけ注意点があります。
それは、人気のある神社になればなるほど、たくさんの人が私的な、神様から見ればあまり重要でないことをお願いするため、それらの「負の気」が充満していることがあるのです。
元来、神社は何かをお願いする場所ではありません。
その土地を守り、そこに神様がましますことで、気が浄化されてゼロに戻っていく場所なのです。
それを人間のエゴにより、「欲望」で満たしてしまっては神様がお喜びになるはずがありません。
とくに、日が暮れてからの神社には、そういった人間の一方的な欲望の気が滞留し、神気が衰え、悪霊が寄りつきやすくなっています。昼間の神気が邪気に逆転してしまうのです。
日本の神様は、欧米の神様とは違い、天罰を施したり、愛を説いたり、望みをかなえたりする性質を持ちません。
神様はただそこに在って、人間がもつ気の流れを浄め、場の気を浄め、各人間がより自分らしく生きることを願う存在です。そこには善悪はなく、罰したり願いをかなえたりすることもないのです。
ただその人が、その人の本質に向かうことができるように、気のパイプのつまりを取り除く、そういったイメージが日本の神様の場合はもっとも近いでしょう。
ですから、天中殺の期間に神社にお参りするときは、身を清め、気の循環を正常に戻してもらうために参拝する、と心得て。
天中殺と神社参拝
まずそもそもの話として、神社は願い事を祈願する場所ではありません。ですから、あくまで「穢れ(けがれ)を祓う」イメージで参拝するようにしましょう。そうすれば、心身共にすっきりと歩むことができるようになります。
以下に神社の参拝の仕方をご説明しますが、これは天中殺に限らない内容です。知識としてしっておいて損はないでしょう。
- 神社に入る際は、必ず鳥居をくぐる
脇道があっても、そこから入ってはいけません。鳥居をくぐることである程度の穢れが祓われ、それにより異世界へ足を踏み入れる準備が整います。参道を歩く際も、真ん中は歩かず、端っこを歩きましょう。参道の真ん中は神様の通り道です。
・参拝する際は、左右の手を洗うことはもちろん、口もゆすぐ
人間の穢れた息や唾液を浄めてからお参りするのが作法です。
- その神社に伝わる正しい参拝法をする
二礼二拍手一礼、二礼四拍手一礼など、その神社によってしきたりが違います。その神社のしきたりに則ることで、神様への敬意を示すことができます。
- 神様へお願い事はしない
これがもっとも重要です。神様には善悪の区別がありません。良いことも悪いことも、どんな出来事も起きるがままに起こし、人間がそれを乗り越えるのを黙ってご覧になっていらっしゃいます。神様は善悪の観点とは違う次元におられるので、善悪で人を褒めることも罰することもありません。
そんな神様に対して、人間の観点でお願い事をしても、次元が違うのでどうすることもできないのです。
つまり、「夏が暑すぎて苦しいので、この世から夏をなくしてください」といった類のお願い事を神様にしているのと、なんら変わりません。
神様は、日ごろの生活を感謝する対象ではあっても、お願い事をする対象ではない、そのことを肝に銘じておきましょう。
天中殺と神社お祓い
お祓いしてもらうのもいいですが、神社に足を踏み入れるだけでも、ある程度のお祓いになります。
もし神社の神主さんにお祓いを祈願してもらうのであれば、それは神主さんに神社の神様と自分との橋渡しをしてもらっている意識でいてください。
神様に何かを頼むのではなく、神様とパイプを作るために神主さんに媒介してもらい、日ごろの感謝を伝え、これからも頑張っていく決意を伝える気持ちでいるのが、正しい神様とのつながり方です。
あと、これも神社の神様との繋がり方ですが、何かを祈願した場合は、必ずお礼参りをしてください。願い事をしっぱなしで、お礼も言わないのは、神様に失礼です。
結果がどうなっても、神様にはちゃんと結果をご報告し、お礼をして新たなスタート地点に立ちましょう。
ちなみに、旅行先で神社に立ち寄ってお願い事をする人が多くいますが、お願いしっぱなしになってしまう可能性が高いので、オススメできません。(神様からしてみれば、どこの誰かもわからない人からのお願い事でもありますし)
天中殺時期は神頼みになりやすいのですが、そこは人間同士の関係と同じく、自分の身元をしっかりとご存知の氏神様の神社に参拝するのがいいでしょう。そこで、日ごろのお礼を言ったり、身の穢れを祓ったりしてください。
天中殺の期間中に限らず、神社にお参りするのはいいことです。
天中殺の期間は普段よりマメにお参りするぐらいの気持ちで過ごすと、神様のご加護が得られるかもしれません。
ただし、これはよく言われていることですが、神社は願い事をかなえてくれるところではありません。この世に生を受け、つつがなく生活ができていることを感謝するために、神様は神社に住まわれています。
何かとツイていない天中殺期間ではありますが、あれこれ神社でお願い事をするのは、神様に依存心を生じさせ、よけいに天中殺の深みにはまる危険性があります。
神社に行くときはさっぱりと穢れを落とすつもりで参拝し、お祓いはともかく、何かを「祈願」するのは避けましょう。
天中殺明け
天中殺明けは、垂れ込めていた暗雲が一挙に晴れるような感覚があります。
今までの、大きな壁に向かって虚しくぶつかり続けるような感覚、なぜあのとき自分はあんなことを言ってしまったのか理解に苦しむ失言、目が曇っていたとしか思えない選択など、まさしく「自分が自分ではない感覚」のまま生きてきたような時期と、ようやくお別れできますよ。
ちなみに、天中殺時期は「寄り道」の感覚に近いでしょう。
普段通る道や出会う気の合う人々ではなく、ちょっと険しい道、狭い道、あるいは広すぎる道、人通りが多い道で揉まれたり、行き止まりにぶち当たったり、逆戻りして新しい道を探したりする期間だとイメージするといいかもしれません。
そういう観点から見ると、普段であれば見ることができない景色を見ることができたり、出会えないような人と出会えたりするので、天中殺の期間というのは人生の幅を広げるために有益です。
とはいえ、なかには道を失い、どこへ行っていいのかわからなくなったり、本来の目的地からどんどん遠ざかり迷子になってしまう方もいらっしゃいます。
天中殺明けは、ようやく「自分の本来の道に戻れる」時期です。
今まで見失っていた目標や、やっぱりこれが自分にとって一番いいと思える道に戻ることができるため、ホッと一息つけることでしょう。
天中殺明けは、いままで滞っていたことが一気にカタが着くことも多いです。
長いことプロポーズしてくれなかったあの人がプロポーズしてくれたり、延び延びになっていた計画が突然動きだしたりするのもこの時期。
ただ、天中殺明けは身も心もへとへとになっていて、体は重いかもしれません。
一気にトップギアに入らなくても心配は不要です。徐々にエンジンを温めて、トップスピードに近づけていけばそれで大丈夫。自分の直観を信じて、後ろを振り返らず、目標に向かって走ってください。
天中殺が明けるサイン
天中殺が明けるときには、次の4つのサインがみられます。
天中殺期間におとなしくしていた人は、天中殺が明けると、すぐにこれらのサインに気づくことができるはずですが、天中殺期間でもお構いなしに動いていた人の場合は、傷だらけになっていても感覚がマヒしているため、これらのサインに気づきにくいかもしれません。
1.人間関係に動きがある
腐れ縁が解消される、恋人をふる、恋人にふられる、友達が急に変わる、今までよく会っていた人に合わなくなる、親しくしていた人が引っ越していなくなるなど、今までの人間関係が変わる事象が天中殺の暗雲が解消されるサインです。「人間関係の変化」がもっともわかりやすいので、この天中殺が明けるサインを見逃さないことです。
2.急に忙しくなる
天中殺中は比較的、人間関係が落ち着き、週末などゆったり過ごすことができていたかもしれませんが、天中殺という重石が取れた途端、週末に次々と予定が入ってきたり、やらなければならないことが増えたり、以前よりも忙しくなります。
3.執着していたものに、急に魅力を感じなくなって執着心が取れる
今までなくてはならないと思い込んでいたものや定期的に買っていた雑誌、コスメ、化粧品など、急に執着が薄れて必要でなくなることがあります。
4.壁を感じていたことに、急に壁を感じなくなる
今まで苦手だと思っていた人と親しくなって、なぜ今まで苦手だったのか不思議に思ったり、嫌いだった人と気が合うことに気づいたり、避けていた出来事に思い切ってぶつかってみたところ全然大丈夫だったり、壁が急に低くなる、または、無くなる感覚があります。
天中殺が明ける日付けは?
一般に天中殺占いのような東洋式の占いは、昔使っていた太陰暦を使っています。太陰暦では、一年の始まりは今でいう12月から、一年の終わりは11月になります。
ですから、年運で見た場合、天中殺が明けるのは12月1日となります。
ちなみに、天中殺占いには「年運天中殺」のほかに「月運天中殺」というものもあります。これは月単位でみた場合の天中殺です。
それぞれの天中殺の月運天中殺は、下記になります。
- 子丑天中殺 12月と 1月
- 寅卯天中殺 2月と 3月
- 辰巳天中殺 4月と 5月
- 午未天中殺 6月と 7月
- 申酉天中殺 8月と 9月
- 戌亥天中殺 10月と11月
たとえば、五月病にかかりやすい、夏の終わりに必ず体調を崩す、秋口にいつも嫌な出来事が起きる、などの身に覚えがある人は、月運天中殺を調べてみると気づきがあるはずです。自分の苦
年運天中殺よりも月運天中殺のほうが、天中殺に突入する季節と自分の苦手な季節とがリンクしていたり、いつも特定の季節にいいことが起きていたりすることに気づくことができるため、自
農業や漁業でも、昔から人々は自然のサイクルに従って生きていました。
稲作では、七年に一度、必ず不作期が来ていたらしく、江戸時代の優れた農政家はそのサイクルを見越して不作対策をし、飢饉が起きるのを防いでいたそうです。
漁業においても、定期的に豊漁、不良のサイクルが巡ってくるのはベテランの漁師さんにとっては自明の理で、そういったサイクルを見抜く目を養うのは、ある程度の年月と勘、自然のサイク
熟練のお百姓さんや漁師さんが豊作や豊漁を見抜くように、算命学の運命数も昔から伝わる蓄積された知恵です。
本来こういった占いは、運命を自分の思い通りに動かすために使うものではなく、自然のサイクルに合わせて寄り添っていきるためのもの、自然に対する謙虚な思いの結晶と言えるでしょう。
天中殺明けはいつ?
天中殺明けは、それぞれの天中殺によって多少のズレがあります。
以下で、そのズレをご紹介しますので、どの時期に本当に天中殺から脱出できるか確認してみてください。
- 子丑天中殺
子丑天中殺の人は、寅年卯年でキレイに天中殺を脱出できます。そのあとは段階を経て運気が上昇し、酉年戌年で最高潮を迎えます。
- 寅卯天中殺
寅卯天中殺の人は、天中殺明けに特殊な波形があらわれます。天中殺明けのはずの辰年巳年、とくに巳年に、天中殺期間中よりもむしろ運気がどん底に下降する時期を挟んでしまいます。巳年は寅卯天中殺にとって最悪の不運期であり、そこを脱すれば運気が急上昇して、申年酉年で信じられないような幸運期を迎えることになります。
- 辰巳天中殺
辰巳天中殺の人は、天中殺明けの午年未年も、まだまだエンジンがかかりません。緩やかに運気上昇カーブを描くものの、その二年は天中殺の疲れも出て、あまり気分は変わらないでしょう。申年酉年でようやく運気が急上昇し、最盛期を迎えることになります。
- 午未天中殺
午未天中殺の人は、運気の波があまり乱高下しない、安定した運勢の持ち主です。天中殺もあまり気にする必要はないのですが、やはり、天中殺と天中殺明けの申酉年は注意したほうがいいでしょう。一方で、寅、卯、辰年は素晴らしい運気に恵まれますので、人生を謳歌してください。
- 申酉天中殺
申酉天中殺の人は、戌年亥年のときはまったく天中殺明けの感じがしないかもしれません。今までと同じ低調期が続いていると感じるかもしれませんが、この時期は助走をつけるとき。子丑天中殺から徐々に運気がアップし、寅卯年に最高潮になって、人生の当たり年になります。
- 戌亥天中殺
戌亥天中殺の人は、天中殺明けの子丑年から徐々に運気が上昇カーブを描き、申酉戌亥のあたりまで好調期が続きます。ただし、戌亥天中殺は基本的に運勢のアップダウンが激しくないため、比較的いつも安定しています。天中殺期間は、自分とは反対の運勢をもつ人と一緒にいると、多少、天中殺の災いをはねのけてもらえます。
反対の運勢をもつ組み合わせは、下記になります。
- 寅卯⇔申酉
- 子丑⇔午未
- 辰巳⇔戌亥
この組み合わせは、運をはねのけあう作用があるため、互いに足りない部分を補い、天中殺の災いを逸らす作用を持ちます。
天中殺が明けたときの注意点
天中殺が明けたときは、ムリしすぎないことが肝心です。
天中殺が明けた当初は、急に視界が澄み渡り、見えなかったものが見える感覚をもつ方が多いです。
天中殺明けは、本来の自分を取り戻し、一歩を踏み出すときですので、ワクワクするし、早く進みたい気持ちにもなるでしょう。
ただ、まだ体の中には天中殺の波動の低い気が残っている場合があります。その場合、体が重く感じるはずです。
もしそうなら、一気にトップギアにもっていくのではなく、徐々に体を慣らす必要があります。
まず言葉遣いを丁寧にし、人との接し方に気を配って笑顔を増やす、といった、すぐにできることから少しずつはじめてみてください。
人間の運命に影響を与えるものがふたつあります。
ひとつは、天中殺占いが重視する「気」の流れ。
もうひとつが、宇宙の記憶とダイレクトにつながっている人々の「潜在意識」です。
潜在意識のもっとも大きい特徴として、「急激な変化を嫌う」という特性があり、潜在意識は急激な変化を急激な反動で抑え込み、個体を守ろうとします。ちょうど、急激なダイエットをして、すぐにリバウンドしてしまうのと同じです。
天中殺明けは心も体も軽くなって、なんでもチャレンジする気になって、ついついムリしがちになります。
そこでムリをすると、潜在意識に逆襲されて元の不調期に逆戻りさせられ、現状維持を余儀なくされてしまいます。
ですから、潜在意識の現状維持システムに取り込まれないよう、変化は少しずつ、一歩ずつ続けていき、それを定着させていくのが、運命を変える一番近道なのです。
つまり、天中殺明けこそ慎重に、ゆっくりと進んでいくことが大切ということです。
とはいえ、変化を求める決断をするのに、天中殺明けはもっとも適した時期ですので、どんどん新しい決断を取り入れてください。
決断は早めに、行動は少しずつ、というのが理想です。
天中殺が明けたのに
この傾向は、とくに寅卯天中殺の人に顕著にあらわれます。
天中殺中はなるべく動きを小さくして、内面の充実を心がけるのが鉄則ですが、その鉄則を破ってしまいがちなのが、寅卯天中殺と辰巳天中殺です。
「あれ? おかしい・・・いつもの調子が出ない」
と思いきや、いつも以上の馬力で動いてしまい、どうにも開かないドアを開けようと奮闘してしまう、といった感じです。
そして、ときには強引に事が進んだりして、
「なーんだ、天中殺ってそんな大したことないじゃない」
的に進んでしまうのです。
そして、その疲れがドッと出てしまい、天中殺が明けたのに体が動かなくなってしまします。
そのため、その他の天中殺の人は天中殺明けにすぐに、気力体力を回復し、パワー全開になるのですが、寅卯天中殺と辰巳天中殺の人は、天中殺が明けたはずなのに「全然本調子でない! 」という悩みを抱えがちです。
こうなってしまうのは、寅卯と辰巳の人はもともと活力に満ちていて、タブーや鉄則を恐れず邁進していくパワーがあるためであり、天中殺のあいだは大人しくしてなさい、と言われても、大人しくできない性格に起因しています。
その他の天中殺の人はうまく事が運ばないと、自然に動きを落とし、様子をうかがうモードに移行できるのですが、生来パワーが有り余っている寅卯天中殺、人の言うことを聞くのが苦手な辰巳天中殺の人は、すんなり自分の行動をセーブできません。
逆に言うと、寅卯天中殺、辰巳天中殺の人であっても、「調子がよくないからペースダウンしよう」と意識して行動をセーブできれば、天中殺明けの疲れや運気の低迷も短くて済みます。
何事も、やるべきときとじっとしておくべきときがあります。
自分の意志だけに頼らず、周囲の様子を見ながら最善の道を探るほうが、運気の切り替えもすんなりいく、ということですね。
天中殺明けの転職
天中殺明けは、生活全般のいろんな動きが急加速します。
天中殺の星によっては運気がゆっくりと上昇カーブを描く場合もありますが、そういった天中殺でも、やはり今までとは違ったアップテンポの流れを感じることがほとんどです。転職もその例外ではありません。
今まで押しても引いても動かなかったドアが拍子抜けするほどあっけなく開く感じを味わうはずです。
身を潜めてじっと静かにやり過ごしていた勤め先と偶然のきっかけで縁が切れたり、興味を抱いていた分野からお仕事の誘いをいただくといったことが起きやすいので、そういう場合はぜひ思い切って動いてみてください。
また、今まで気になっていた職種にチャレンジしてみるのもいいでしょう。むしろ、絶好の機会といえます。
実は、もともとお仕事に関しては、天中殺はあまり影響が出ないのが普通なのですが、こと転職に関してはそうではなく、動きが出やすいです。
天中殺明けは、今まで自分の本質ではない道を歩んで傷だらけになっている人であれば、本来の道に戻れてのびのびと働けるようになりますし、転職したくてもなかなかできなかった人であれば、転職の絶好のチャンスとなります。
ただ、今まで嫌で仕方なかった従来の仕事に、急にやりがいを感じはじめる場合もあるので、天中殺明けの動きの出方は人それぞれといったところでしょう。
天中殺明けに相性のいい会社に転職するのもよし、今の会社に残って仕事にやりがいを見出すのも、それはそれでいいことです。いずれにしても、自信をもってお仕事に取り組んでください
天中殺明けの恋愛
天中殺期間中は、恋愛においても目が曇り、後から考えると首を傾げるような人と恋愛をしがちです。
ですから、この時期に不倫にのめりこんでしまうと、後々まで尾を引き、泥沼からなかなか抜け出せなくなり、大変になります。
とはいえ、多くの人は天中殺明けに天中殺期間中につきあっていた人を見ると、「??? 」と、自分でも呆然としてしまうぐらい、違和感を感じるはずです。
仕事と違って恋愛はとくに、運気の上がり下がりの影響を受けやすい分野。人と人との出会いは「縁」が作用し、その人を気に入るか気に入らないかもフィーリング次第で、気が合うかどうかに左右されます。
この「気が合う」という部分が天中殺の低い波動が入り込みやすい部分になるのですが、天中殺明けにはその影響がきれいにぬぐい去られるため、「あれっ? わたしなんでこの人と付き合ってたんだろう? 」と、自分でも呆然とぐらい気が変わることにつながってきます。
またこの逆もあって、天中殺期間中、「この人とは絶対相性が合わない」と気づき、別れてしまったのに、天中殺が明けて会ったところ、前にも増してお互いに魅力的に見えて復縁することも多いです。
天中殺期間はこの世の低い波動が入り込みやすく、普段とは違った人間になってしまう、と思ったほうがいいかもしれません。
「普段とは違う違和感=天中殺マジック」と考えると、天中殺明けの自分のほうが本来の自分であり、本質だと思って間違いないでしょう。
ですから、天中殺明けの別れは喜ぶべきことです。その人とは本質の部分で「合っていなかった」ということですので。
その逆で、天中殺明けに復縁したとしたら、その相手は大切にすべきです。その人は後々まで縁が続く、結婚相手の可能性もありますよ。
天中殺明けの復縁
天中殺明けは、復縁のチャンスです。
何事もかみ合わず、タイミングがズレがちな天中殺が終わると、物事が本質に向かって一気に動き出します。
縁のある相手と何かの災いで邪魔されて、一旦縁が切れてしまったかのように感じていたかもしれませんが、天中殺明けにやっぱり縁を感じるようなら、復活するのに何の支障もありません。復縁をためらう必要はないので、自分から積極的に動くのもいいでしょう。
もし仮に、積極的に動いて復縁がかなわなかったとしても、その人は本来の自分の相手ではなかったというだけ。あなたの相手は別にいる、そのことがはっきりわかってあなたは幸せです。
ただ、天中殺明けは何事もうまくいかなかった天中殺の余韻が残っていて、いかんせん体が重かったり、心が弾まないことが多々あります。
それでも縁は本来の力を発揮しはじめ、すべてが本質に向かって回帰していきますので、安心して流れに身を任せてください。
ちなみに、天中殺期間中は人を見る目が曇っていて、あとで振り返ると、なんでこんな人に夢中になっていたのだろうと疑問に思うようなことが多いです。
とくに恋愛に関しては、天中殺期間中は基本的に自分と相性がよくない人に惹かれる傾向があるため、あとで修羅場になる人がけっこういます。
天中殺が明けるとスッキリと雲が晴れるため、自分の本質に加えて、相手の本質も見えやすいです。そのため、お別れするパターンも多くなります。
天中殺明けにお別れを長引かせてもろくなことがないので、もし違和感を感じるようなら、スッパリとお別れして悪縁を切ってください。
天中殺明けの結婚
天中殺の期間の結婚は避け、天中殺明けに結婚をした場合、災いが起きることなく、順調に結婚生活を送れる土台ができあがります。
天中殺明けは人との関係を積極的に結んでいくのに適した時期なので、結婚に向いていると考えてください。
天中殺の期間はできるだけ慎重に、やむを得ない場合を除いて、気の交流を避けるほうが無難です。
結婚もしかり、転職や同棲、家を新築するなどのお金や人とのつながりを必要とすることは、天中殺明けに先延ばしして、ゆっくり準備をしましょう。
準備しているうちは、結果や成果を求めず、心の中を整理して、自分の気持ちの変化を眺めてください。土台作りに専念することで、のちの成果の質が変わってきます。
天中殺明けはヘトヘトになっている場合が多いですが、外部との葛藤を避けて慎重に過ごすことができた場合は、余力があるはずです。
心の準備ができている場所には、必ず機会がやってきます。天中殺の期間中に焦っても、いいことはありません。
天中殺明けの出産
天中殺明けに出産して、何ら問題はありません。
寅卯天中殺などは、天中殺が明けてからも急に運気が落ち込む場合もありますが、「出産」という出来事が波乱を呼び起こすことは、算命学的に起こりえないことです。
このことは、天中殺の仕組みを考えてみるとよくわかります。
世界には常に上昇気流と下降気流(陽と陰)の気が流れ、交じり合い、そこから万物が生まれていきます。
出産というのは、陰陽が完全に合致して調和したときにおこる出来事です。つまり、出産は新たな宇宙を創造しているのです。
ですから、天中殺明けを待ってできた子供だから運が良い、悪いといった範疇を完全に超えています。
とはいえ、新しい生命はものすごい勢いで周囲の気の流れを変えていきますから、むしろ、天中殺中に子供ができたほうが悪い運気を吹き飛ばしてくれる、と考えたほうが自然かもしれません。
出産は人生の一大事であり、体の気の流れを変えたり、体質を変えたり、家族全体の在り方も一変させる事件です。天中殺のことは気にせず、大らかに受け止めましょう。
天中殺と厄年
「厄年」というのは、運勢のバイオリズムを重視する天中殺とは関わりがないものです。
そもそもの話として、厄年というのは「人生の大きな節目を迎える年」をあらわしたものに過ぎません。
厄年(本厄)になる年齢は、
女性の場合、19歳、33歳、37歳、61歳
男性の場合、25歳、42歳、61歳
で、その前後一年、計三年間は災厄に見舞われやすいとされていますが、この年齢は、
女性であれば、19歳で結婚を終え、33歳で出産を終え、37歳で更年期に入り、61歳で寿命が来る。
男性であれば、25歳で結婚、42歳で働き盛りから老年期へ向かい、61歳で寿命を終える。
という考えからきています。
しかし、現代では医学が発達し、人の寿命は延びました。ですから、61歳の厄というのはムリがあります。むしろ61歳ぐらいで子育てを終えて、自分の人生を楽しむ年代に入り、ますます元気になると考えたほうがいいかもしれません。
ですから、「天中殺と厄年が重なった、どうしよう! 」と慌てる必要はまったくなく、厄年のころは「生活環境や体調が変化しやすい時期」だと心得て、乗り切れば大丈夫です。
とはいえ、「人生50年」と言われた時代から、結婚時期や出産時期、更年期を迎える年齢といったホルモンのサイクルは、大して変わっていません。
そのため、体の欲求に応じて自然に結婚、出産、子育てを行うのが、心身ともに楽に変動期を乗り切れることでしょう。
天中殺と大殺界と厄年
「大殺界」というのは、ご存知のように細木数子さんが提唱している六星占術のなかででてくる、よくないとされる運気の流れる期間です。
この大殺界は、天中殺占いでいうところの「天中殺」に当たります。
大殺界、天中殺、という言葉から、おどろおどろしいイメージを持たれ気味ですが、結論からいうと、このふたつが重なったからと言って運勢が地の底にまで落ち込むとか、そういったことはありません。
天中殺と大殺界が重なったからといって過度に警戒する必要はなく、普通の天中殺時期と同じように動きを最小限にして内面を磨く、そうすれば乗り越えていくことができます。
また、これに厄年が重なったとしても、上のQ&Aのとおりです。
ちなみに、六星占術では大殺界であっても、天中殺占いでは幸運期に当たっている場合もよくあります。
占いというのは提唱する人によって解釈がさまざまに変わりますので、最終的にはどれを信じるか、というところに落ち着きます。
とはいえ、結局は六星占術も天中殺占いも、「どんな不調な時期も長くは続かない」「反対に、幸運な時期も長くは続かない」といった諸行無常を説いているに過ぎず、最終的には本人の生き方がすべてです。「占いは、助言をすることしかできない」というのが結論といえるでしょう。
六星占術も、天中殺占いと同じように12年をひとつのサイクルとして運命のバイオリズムを読む占いで、六星占術ででてくる○○星人というのを割り出す方法は、天中殺占いもルーツを持っている、陰陽五行説、基本運命数を元にしています。占いの内容としては、解釈の違い、と言ってしまっても構いません。